2010年4月29日〜5月1日 (4日間)
快晴
槍ヶ岳(3180m)  上高地入山 大曲にて 断念

コース地図
4月 ゴールデンウイークの剱岳



4月下旬 バスの開通日 まだ槍ヶ岳をめ目指す人は少
ない 横尾から ほとんどの登山者は涸沢目指して横尾
大橋を 渡って行く

上高地案内所で 情報を得たところ 槍沢方面は 昨日ま
では通行止めと言う事であった どちらにせよ 槍ヶ岳を目
指す人は 疎らである

槍ヶ岳





2010年4月29日〜5月1日  ゴールデンウイークの槍ヶ岳 


春山の槍ヶ岳には もう何十年も来ていない アプローチが長い為 いつの間にか 短時間で入山できる岳沢へと 足が向いていた 
今回は 少し時間に余裕が出来たため 久々の槍ヶ岳を満喫する為 やって来た 通常は 横尾 又は槍沢ロッジで 1泊するのが
 一般的である 1日で槍の肩 もしくは殺生ヒュッテまで 到達するには 初日の日程としては 少しきついところがある 上高地から
約10時間 の行程である 少し気合を入れて出発する

上高地を6時20分出発 天候曇り雪 河童橋を横目に見ながら 先を急いだ  明神館 徳沢園 そして横尾に到着 ここが 涸沢 
槍ヶ岳 分岐点である ここで20分程休憩をとる事にした この先食事が取れるかどうか分からないので 家を出るときに作って来た
おにぎり2個を口に入れた しばらく登山者の行く方角を見ていたが 通る人全て 涸沢方面に入っていく槍ヶ岳方面は いない 
昨日まで通行止めになっていた為か (もともと この時期の槍は少ない) その後20代の男性二人が スノーボードをショッテ
 入っていった 食事も終えたことだし こちらも槍ヶ岳目指して出発する事にした 

一の股を越えたころから 積雪も多くなる 急斜面であは アイスバーンで アイゼンを装着した方が良さそうな箇所も所々ある
スリップしない様に慎重に超えて行く 二の股 付近で先ほどの若者二人を抜いた 

10時50分 槍沢ロッジ到着 ロッジの住人に 殺生ヒュッテまでの所要時間を聞く 昨日小屋の従業員が 肩の小屋まで行った
が 積雪でコンディションが悪く 約6時間ぐらかかったとの事だ また 一人途中で引き返してきたと言う男性に 風がきつく視界
も悪いので中止した方がよいとのアドバイスをもらう 少し検討たが とりあえず殺生ヒュッテ着17時を 目指し出発する事にした 

PM2時 途中抜いた 二十代の男性二人に再び抜かれてしまった とりあえず 抜かれ際どこまで行くのか聞いたところ 

肩の小屋まで行くと言う 到着時間は18時を目安にしているとの事 どうも 本日 上高地から山頂を目指しているのは この二人を
含め三人のようだ そして 最終ランナーになったようです しばらくして上から降りてきた人に再び山頂の様子を聞く 殺生までは
約二・三時間で行けるとの事 しかし山頂はアイスバーン状態で登頂できない そしてテントは 雪が深くて 掘り興すのが大変で 
本日は1張りもないと言っていた その情報を聞き 一気に気力を失ってしまた もうすでに 8時間30分近く 歩いている事になる
体力もすでに限界に来ている また 雪も風もほ程ほどに有る いろいろ理屈を付け 自分に言い聞かせ 引き返すことにした
 どちらにせよ ココではテントは張れない 約1時間ほど 降りたところに 場所を取りテント
を張った

2日間この場に留まり 春山を満喫した






2010年 4月





コースと所要時間
2010年4月29日
沢渡発 5時40分 上高地行きバス→ 上高地着 6時05分

上高地出発 AM6時20分 → 明神館 7時15分 → 徳沢園 8時20分 → 横尾着 → 9時05分 20分休憩

横尾発 時25分 → 一の俣 10時20分 槍沢ロッジ着 10時55分 → 15分休憩

槍沢ロッジ発 11時10分 → 大曲 14時 登山中止 1時間程下山 馬場平付近 ビバーク

4月30日 31日 滞在

5月1日下山
テント場出発 7時40分 → 槍沢ロッジ → 横尾着 9時55分 → 徳沢園→ 上高地着 13時
13時10分発 沢渡行きバス 乗車



2010年4月29日 沢渡駐車場から 始発のバスで
上高地に到着 AM6時5分 まだ登山者はまばらだ

入山届けを 提出し スパッツを装着し

AM6時25分 槍ヶ岳目指して出発した
(予想では 16時30.分到着である)



河童橋付近からの 焼岳 河童橋付近からの 穂高連峰 少し雲が気になる









明神館前

徳本峠 分岐点


徳沢園入り口



徳沢園テント場には 何張りかのテントが立っている


AM9時10分 横尾到着 ここで大休息
まだ登山者はまばらである ピークは
私が下山する 5月1・2日であろう

ココで涸沢方面と分岐する

昨日までは 通行止めとなっていた
との事 条件は悪そうである 残り約7時
間を想定に AM9時30分槍目指して
出発する



一ノ俣

何時もここで写真を撮る 時計を持っていないので
時間を記録する為だ



二ノ俣


AM10時55分 槍沢ロッジ到着 少し休憩を
とる事にした 

小屋の人に殺生までの 所要時間を聞いて見た
昨日小屋の従業員が肩の小屋まで行ったが
ココから約6時間かかった との事だ
その時 槍を 断念したと言う登山者が 
下りてきた 写真右の人だ 強風と腐った雪質の
為 との事 行くか行かないか 少し検討したが
行ける所まで 行って見る事にした

11時10分 出発


大曲 大喰岳 中岳
  上から下りてくる登山者に
殺生の様子を聞いた雪が深く
テントは 一張りもない
 




小屋には もともと宿泊する気はない それに
強風とアイスバーンの為 今日は山頂には上
がれなかったとの事 一気に気力を 失った


中止する言い訳を色々考え自分に言い聞かせた約1時間程 下った所へテントを張る
近くに外人さんが やはり露営していた


夜中強風と積雪の為睡眠不足 朝起きると30センチ程積もっていた 
天候晴れ 風は強い 山頂は15メートル
は吹いているだろう 2日間この場に滞在した 



テントを撤収し下山を開始 登りの登山者とすれ違う





槍沢ロッジ少し上 槍の穂先が
姿を現した風速計は この辺りで
 6メートル 山頂はやはり 15メー
トルは 有るはずだ



横尾到着 やはり 人であふれていた







横尾大橋


明神館
この場から見上げる
 明神岳はとても美しい


河童橋付近から見上げる穂高岳は魅力的だ
誰もが一度は頂上に立て見たいと言う気に
なるはずだ また会いましょう




河童橋付近から見上げる焼岳






 下山途中 槍沢ロッジで 70歳半ばのご婦人に 声をかけられ 槍ヶ岳の 情報を 聞いてきた 少し風が強い事と 山頂は アイスバーン状態で少し危険であるとの事を伝えると 今回は 息子と2人で 来ていて 自分はこの小屋で留守番しているとの事であった そして そろそろ下山の時間で気になっているとの事 たぶん若いころから 息子さんを連れて山歩きをされていたのであろう 素晴らしいことである 

山に入ると 若い人から 年取った人まで 色々な人と 自然と会話ができ 情報交換ができる これも楽しみの一つである 




 山は素晴らしい 特に この時期の山は 雪に反射する太陽の日差しを 肌に感じ 見る光景すべてが 
心に感動を与えてくれる そして 次の目標を 見付け 心が膨らむ事だろう 


     





槍ヶ岳






5月 ゴールデンウイーク
上高地から 約10時間で殺生ヒュッテ到着









上高地

 

上高地ターミナル いつ来ても人で賑わっている 今回は朝早いため 人数は疎らである






上高地ターミナル出口から穂高岳

バスから降り梓川方面に出ると 一番に飛び込んでくる風景である
いつも同じ場所で写真を撮り 
1日の活力をもらう



河童橋から焼岳を望む





早朝の明神館
明神館は 上高地から歩いて約1時間 一般の観光客は この辺りまでが 観光コースである  ここから眺める 明神岳は 迫力もあり 穂高の山を十分楽しませてくれる




徳本峠
明神館を過ぎるを 徳本峠げ分岐点である 
今は上高地が穂高 槍 入山口になっているが 以前は この徳本徳本峠が 入山口であった




徳沢園

徳沢園のテント場
上高地から約2時間 第1回目のの休憩箇所である 殆どの登山者は ここで10分から30分の休憩をとる また クライマーたちのベースキャンプ地でもある
横尾山荘

横尾分岐
上高地から約3時間 穂高岳 と 槍ヶ岳の 分岐点である この時期は殆どの登山者は 穂高の入り口涸沢へと入っていく

近年韓国からの登山者が増え 涸沢ヒュッテなど 殆どの小屋にハングル文字の案内板が設置されている 今回も 涸沢ヒュッテで 何人もの韓国の登山者に アニョハセヨ と挨拶をされ 驚いた



河童橋から焼岳を望む













































周辺情報


三俣蓮華岳

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槍沢 まもなく殺生ヒュッテ





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