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updated 2018.06.04
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剱岳山域はスキーヤーの楽園
2018.05.26〜28日 (3日間)
          剱岳     周辺地図

室堂〜雷鳥沢〜剣沢 (テント泊) 平蔵谷分岐から源次郎尾根取り付き 平蔵谷下山 翌日 一の越より下山 源次郎尾根  動画


源次郎尾根〜剱岳
山頂



2018年05月26日〜5月28日

剣沢 テント泊 剱岳 源次郎尾根 一の越より下山





 室堂は今だ雪の中 土曜日と言う事も有り 雪の大谷は多くの観光客で賑わっていた 天候も予想通り好天に恵まれ出足は順調 前日山岳警備隊に電話で源次郎尾根の現在の様子を確認していた為気分も最高である 事前に用意した登山届けコピー用紙2枚を提出し9時20分室堂を出発 雪の残る遊歩道を雷鳥荘まで進み ここからアイゼンを付け 真っ直ぐ浄土沢まで下る この時期浄土沢はまだ雪でつながっている為直接雷鳥沢に取り付く事が出来る 上層部を見上げると 多くのスキーヤーでいっぱいだ コースは沢左側に印が付けられているが 毎年どのコースを通過すれば時間が短縮できるか色々試して来た 昨年初めて左側から取り付き中層部から中央に回り直登して見た 傾斜が険しい為 あまり通りたくないが時間は短縮できる様である 今年も同じコースを辿り1時間30分程で剣御前小屋に到着した 小屋からの眺望は最高で目の前に剱岳が現れ感動する 室堂平を見下ろすと 周辺はまだまだ雪の中 ただ立山三山は例年より雪は少なく早めの無積雪シーズンが来そうである 休憩も程々にし剣沢へ下る事にした

12時00分 剣沢テント場に到着 テントは一張りも無く 盛り上がった雪の無い岡の上にテントを設営 (開いていない剣沢小屋には何人かの登山者が入っていく 限定の予約か何かを受け付けているのか?) まず水が無いため雪から2日分4Lの水を作る その後は早い時間に到着した為時間はたっぷり  就寝するまで剣沢からの剱岳を堪能 夜になるとテントの吹流しの窓を開け室内からも 星空を眺めながら堪能した 他にテント泊の人は無く静かな剱岳を楽しんだ


翌朝 大幅に寝坊する 今回で2回目である ゴールデンウイークの北岳もボーコン沢の頭近くにテントの設営を決め12時間歩き続けた その為翌朝寝坊し大きく出発が遅れてしまった 今回は遅れを取り戻す為 朝食を作るのを止め 源次郎U峰ピークで持参のおにぎり2個を食べる事にし すばやく出発の準備をする なんとか5時前に出発する事が出来たが やはり予定より1時間程遅れての出発となる

源次郎尾根に5時20分取り付く まだ多く雪が残るルンゼから取り付けば良かったのだがなぜか慣れた尾根から取り付いた 最初に現れる岩には何時もフィックスロープが付けられているが今回は外されていた その為一つのミスで滑落してしまう為慎重に乗り越えて行く そこから10m程上がった所には雪が3m程残っていた またしても通過に時間を費やす 何とかクリアし 根っこの中を通過する ルンゼの分岐が近づくと今度は幅広い雪渓が現れる アイゼンを装着して通過する その後も所々で雪渓が現れる為 アイゼンを外す事が出来ない T峰 U峰間のコル T峰 U峰ピークが近づくと多くの雪渓が現れる またU峰懸垂下降支点近くになると またしても多くの雪が現れた 結局懸垂下降もアイゼンを付けたまま行った 下降してから山頂までは確り雪が残っているので山頂直下の急登以外は安全に通過する事が出来た

11時55分予定よりは大幅に遅れて剱岳山頂に到着した 頂はまだ8割近くが雪で覆われ祠の周りだけ岩が現れていた 同時ぐらいに馬場島から早月尾根を登って来た単独の登山者が到着 GWも来たとの事 私と同じぐらい剱岳が好きな様である しばらく山談義をする 頂からの眺望はとても美しい 槍ヶ岳までは見る事が出来無かったが 立山三山 そして白馬岳から針の木岳までの後立山連峰 綺麗に映し出され感動的である この景色を見る為に毎年足を運んでいるのである 予定より到着が遅れた為 20分程で有ったが静かな剱岳頂を満喫し下山を開始した

平蔵のコルまでは雪が無い為 アイゼンを外し下る コルからは破けても良いヤッケズボンを一枚履きシリセード 雪質が悪い為何回も方向転換し剣沢まで下る 通常20分弱で下る事が出来るが 今回は少し時間がかかってしまった 

剣沢分岐からは魔の登り返しである 源次郎を登った後の登り返しは辛い 既に出発から8時間30分程経過しているのでなかなか足が前に出ない 私の足でテント場までは2時間程である スローペースでテント場を目指し帰り着いた時には やはりピッタリ2時間で有った

今年も源次郎U峰からの眺望 本峰剱岳頂からの眺望を目に焼きつけ怪我なく剱岳山行を終える事が出来た 翌朝立山3000mの稜線をトレッキングし 一の越から下山した




コースと所要時間

2018年05月26日〜28日 

26日 AM 3時 扇沢 到着 車内で仮眠          AM7時30分扇沢出発   AM 9時 室堂到着


5月26日  晴れ


室堂 9時20分出発 → 雷鳥沢取付 10時00分 → 剣御前小屋鷹 11時35分到着 → 剣沢テント場 12時00分到着



5月27日  晴れ

テント場出発 4時50分 → 源次郎取付 5時20分 → T峰ピーク 8時50分 → U峰 9時50分 (25分眺望を楽しむ)

峰下 10時35分  →           
剱岳山頂 11時55分

山頂出発 12時20分 → 平蔵のコル 12時55分 → 剣沢分岐 13時20分 → 剣沢テント場 15時20分
 下山


5月28日  曇り

テント場出発 AM4時40分 → 剣御前小屋 5時25分 → 別山南峰 6時05分 → 別山北峰 6時15分

真砂岳 7時10分 → 富士の折立分岐 8時00分 → 大汝山 8時25分 → 雄山 8時50分 → 一の越 9時35分


室堂下山 10時10分



1日目               晴れ
室堂〜雷鳥沢〜剣沢 テント場 ぶらり山旅 コースタイム


みくりが池からの真砂岳 大汝山 雄山  

室堂出発
9時20分


観光客で賑わう室堂周辺



雷鳥沢 本日は多くのスキーヤーで賑わう
ことごとく抜かれていく


剣御前小屋
11時35分



本日は 多くのスキーヤーで賑わっている様である



剣沢からの剱岳 
剣沢テント場
12時00分


今年も昨年同様同じ場所にテント設営
今回も昨年同様 テント泊は無い様である


2日目               晴れ
剣沢テント場〜源次郎尾根取付〜剱岳〜平蔵谷下山 ぶらり山旅 コースタイム


すっかり夜も明け 目の前の剱岳が美しい
テント場出発
4時50分


3時30分に出発予定であったが 前回の北岳同様 寝坊してしまい1時間以上も遅れています



取り付きの大きな岩にはフィックスロープは無く 何とか通過し根っこの中に突入
平蔵谷 源次郎尾根取付
5時20分


平蔵谷 源次郎尾根取り付き地点 もう少し下るとルンゼ取り付き地点である



ルンゼの上層部 まだ多くの雪が残り慎重に通過

時 分


ここを通過すれば 雪渓の残るルンゼの上層部を抜け T峰へのコルである



T峰を直登
T峰直登手前のコル
7時25分


多くの雪渓が残り大変危険である




間もなくT峰ピークである  滑落に中止慎重に進む
T峰直登手前
8時15分
T峰上層部に雪渓が現れる


T峰上層部に雪渓が現れる



T峰ピークから 目の前にU峰 やはり上層部に雪渓 そして本峰剱岳

T峰ピーク
8時50分


T峰ピークからの 八ッ峰 
美しい



U峰ピーク手前 雪渓に気を付け 慎重に通過

T峰ピークより
時 分


T峰を下るとU峰へのコル まだ多くの雪渓が残っている様である



U峰ピークより 本峰剱岳 私の一番好きな場所である 右に長次郎左俣 そして八ッ峰
がとても美しい 何度来ても飽きることは無い

源次郎U峰ピーク
9時50分


今年もこの場に立つ事が出来ました
最高の眺望である ここでは大休止



U峰ピークからの 八ッ峰

U峰下降支点
10時20分


U峰ピークから下り 支点手前から雪渓が現れる
そして 支点には何時も沢山のスリングが残されているが 今回は綺麗に清掃されていた



U峰下降下からの登り返し 山頂まで確り雪か付き ゆっくり山頂を目指す

U峰下降下から
10時35分


下降下はテラスの上まで雪が残りロープは短くても大丈夫そうである





源次郎 U峰を振り返る
時 分


ここから上は特に慎重に




ここを直登すれば剱岳山頂 かなりの急登である  ピックを確り打ち込み滑落に注意

間もなく剱岳山頂
時 分


20回以上源次郎を通過しているが 今回過去最長に時間を費やしてしまった 60代も間もなく中半 体力もかなり落ちている あと何年登る事が出来る事やら




剱岳頂 山頂はまだ8割程雪が残っている

剱岳山頂
11時55分


今回寝坊も有り お昼になってしまったが 天候に恵まれ素晴らしい眺望である 来て良かった


剱岳山頂からの眺望  剣沢そして立山連峰

剱岳山頂
時 分


剱岳山頂からの眺望



平蔵のコルより  古いヤッケズボンをはき 剣沢まで一気にシリセード

平蔵のコルより
12時55分


カニのタテバエ 雪がまだ多く残り 取り付きは かなり上のように見える



平蔵谷剣沢分岐 テント場までの登り返しが辛い  私の足で約2時間である

剣沢テント場
15時20分


天候も良く 今年も源次郎尾根U峰ピークからの眺望を楽しみ 怪我無く剱岳山行を終える事が出来た

3日目               曇り
剣沢テント場 〜 立山縦 〜 の越から 室堂下山 ぶらり山旅 コースタイム

今回も剱岳 源次郎尾根を堪能し下山開始  立山を縦走し一の越より室堂へ

4時40分
剣沢テント場 出発

5時25分
剣御前小屋


9時35分
一の越


立山縦走 3000mの気持の良いトレッキングを終え 一の越より下山した


10時10分
室堂






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