2014年09月12日(金)〜14日(日) 晴れ
updated 2016.03.01



剱岳   周辺地図

動画起動しない場合 こちら

源次郎尾根U峰から望む剱岳山頂 そして八つ峰

山行記録

2014年9月 

今年も 昨年同様 黒部からの入下山を決め 下の廊下に 降り立った 三連休の混雑を避け 一日早い 入山を決めた 
下の廊下では 下る事約1時間10分 登山者と出会う事無く内蔵助分岐に到着した (結局この日は 真砂沢まで一人旅と
なる) 阿蘇原方面には 雪の為通行出来ない胸の看板が立っていた

内蔵助谷は登りはキツく 所々に固定ロープが付けられている 内蔵助平より先 ハシゴ谷乗越までは歩きにくい河原が続
く為 コース配分を考え スローペースで登る事にした 途中山肌が崩れている箇所があるが 今年はなぜか 不安なく通
過する事が出来た 今回は 昨年暮左足膝関節を手術し 不安が残る中 痛みは柔らいで来ている為 水で重量を調整し
2リットル程 余分に背負って見た  しかし途中から少し痛みを感じた為 念には念を入れ 早めに薬を飲み 行動をした

予定より少し遅れて 真砂沢ロッジに到着 予想通り登山者は少なく テントは三張りのみである 小屋オーナーの佐伯ん
から 源次郎尾根の情報と 下山ルートの長次郎谷の情報を聞く 長次郎は雪も多く 問題も無いとの事であった

 そして  話は弾み 今回ぜひ聞いてみたかった マッキンリーの話題になり  登山方法 入山日数 スキー歩行とスノー
シュー歩行 装備など 特に登山靴の選択 などに付いて伺った プロとしての的確な回答に納得し ぜひ行って見たい気
持ちが沸いてきた


源次郎尾根は クライマーが多く かち合うと U峰の懸垂下降地点で 待ち時間が発生することが有る その為 出発時
間を早め 早朝3時15分 暗闇の中テント場を出発 1時間で 平蔵谷 源次郎取り付きに到着

少し休憩をしていると 剣沢テント場方向から ヘッドランプの明かりが見えて来た為 暗闇の中 源次郎に取り付く 少しキ
ツイ所は有るが 快適に登って行く 木の根っこの中を進み 6メートル程の壁 (少し難所)に着く頃には 空も明るくなり
 気分も快適 T峰ピークで一度目の感動 U峰では 天候も良く 360度の展望に 感動少し休憩をとり 源次郎尾根から
の 景観に大満足  しばらくすると 二人連れのパーティが到着 先を譲り もう少し感動を味わうつもりが ロープを御一
緒しませんかと声をかけて頂き ロープを出す手間を省き  便乗させて頂く事にした 有難うございました

U峰下降地点からは 先に行って貰い 再び感動を味わう為 もう一度休憩 秋の源次郎を満喫しました


U峰下降地点から 約1時間15分 山頂に到着 山頂は予想通り 多くの登山者であふれていた そして 来た者だけが目
に出来る景観に感動し360度の眺望を楽しんでいた





2014年 09月            2泊3日

コースと所要時間

2014年09月12日
扇沢 出発7時30分 →黒部ダム76時45分

ダム出発8時00分 → 内蔵助分岐9時12分着 → 内蔵助平11時44分着 → 

ハシゴ谷13時44分着 → 真砂沢15時30分着


9月13日

テント場AM3時15分出発 → 平蔵谷分岐4時20分到着

源次郎尾根取付出発 4時30分 → T峰到着7時10分 → U峰到着7時50分 15分休憩 

懸垂下降終了 8時20分 → 
剱岳山頂到着9時40分  20分休憩

山頂出発10時00分 → 長次郎のコル着10時30分 → l熊の岩着11時45分

剣沢長次郎谷出会着13時10分 → 真砂沢着13時40分


9月14日 下山

真砂沢発 5時40分 → ハシゴ谷乗越着 7時30分 → 内蔵助平着 9時9分

内蔵助 下の廊下分岐着 10時59分 → 黒部ダム直下 12時05分  

黒部駅着 12時50分

                                 




1日目 黒部ダム出発





黒部ダム直下 今の時期 観光放水中   



アルペンルートは 平日にもかかわらず 多くの観光客で賑わっている
黒部駅より ダム下に下る人は居ない 静かな山旅になりそうだ






黒部下の廊下 



黒部下の廊下は 阿蘇原 そして欅平へと続く
 爽やかで気持ちのよい天候では有るが
登山者はいない 内蔵助谷より先は雪の為まだ
 開通していないのかな






内蔵助谷 

この場所では よく露営を見かける


下の廊下分岐よりここまでの間 昨年より少し ルートが変わっていた






内蔵助平








ハシゴ谷下りより 剣沢の展望

今日は少しガスがかかり 全体像が分からない




黒部ダム 下の廊下出口
AM7時50分
ここは水場とトイレが
完備されている 

水を補給し 出発の
準備をする
AM 8時00分
真砂沢目指して 出発








下の廊下 内蔵助谷 分岐
AM 9時12分
ここから内蔵助平までは
 長い急登が続く












内蔵助平
AM 11時44分着
ここから ハシゴ谷乗越
までは 長い河原の歩行
が 2時間程続く



































ハシゴ谷乗越
PM 13時44分着
少し休憩
ここから先 約1時30分で
真砂沢ロッジに到着する



真砂沢ロッジ テント場
15時30分到着 
連休一日前に入山
入山者は少なく テントは
3張りのみ



2日目 真砂沢出発



真砂沢テント場


早朝 3時15分 源次郎尾目指して出発 

源次郎尾根 U峰での 懸垂待ち時間を考え 早めにスタートした 
連休一日早めに 入山している為 クライマーは少ないはずではあるが
念には念を押してである







6メートル程の壁は このルートでは 難所である 右少し上から
取り付けば 手がかりは有る

今回 以前は無かった ロープが ハーケンに固定されていた






ルンゼとの合流地点を過ぎ ここを越えれば 間もなく T峰への登りである







源次郎尾根T峰ピーク

T峰ピークから U峰の ルートを確認
天候も良く 360度の展望に感動する




源次郎尾根 U峰ピークからの展望


熊の岩には 何張りかのテントが 確認できる
バックに映し出される 八つ峰に感動




源次郎尾根 U峰ピークからの主峰剱岳


ここから見上げる 山頂はとても綺麗で感動的である
何度来ても飽きることは無く この時期になると 
毎年足が向く



剱岳山頂直下





山頂からの展望


山頂からの展望は 天候が良く 遠く富士山まで見渡す事が出来る
白馬岳から 針の木岳 そして後ろ立山 穂高連峰
多くの登山者が 感動を味わっている



長次郎谷と 八つ峰


前回は 平蔵谷から下山し 大きく割れたクレバスに苦戦 今回は
 ここ長次郎谷を選択 真砂沢ロッジの佐伯さんからの情報で 今年
は多くの雪が残り 特に問題は無いとの事であった




長次郎谷左俣く



剣沢 長次郎谷出会いまで下山


今回 出発を早めた為 余裕を持って クライミングする事が出来た
暗闇での尾根の取り付きは 少しキツイ所はあったが 終えてみれば
所々で感動を味わい 疲れも無く 2時前には テント場に下山する事が
出来た






源次郎尾根
4時30分出発 
暗闇の中源次郎尾根
に取り付くる








AM 5時10分
長く続く根っこの中 
登りきると間もなく終了






AM 5時15分









源次郎尾根U峰
7時50分
天候も良く360度の
展望に大満足
AM 8時05分
出発する




懸垂下降支点
AM 8時10分
今回 先行のパーティに
誘われ 下降に便乗
させて頂く
AM 8時20分
懸垂下降終了








U峰 下降地点
AM 8時20分
懸垂を終え U峰を振り返る

AM 8時35分
再び10分程留まり
360度の展望を楽しむ





源次郎尾根U峰の前傾
AM 9時10分
U峰の懸垂下降を振り返る




剱岳山頂
9時40分
山頂は 何時もながら 多くの登山者で いっぱいだ
AM 10時10分
約30分の休息を取り
長次郎谷下山ルートへ
出発

源次郎尾根U峰
山頂から見下ろす
源次郎尾根U峰




















U峰ピークからの 熊の岩
11時45分 到着
熊の岩には 4張り程 テントが立っていた 八つ峰 チンネを楽しんでいるのであろう















真砂沢 テント場
13時40分下山
今回は 長次郎谷より下山 雪渓のコンディションも良く 快適な山行であった





今回山頂からの下山は 長次郎谷左俣を選択 北方稜線を眺めながら 長次郎のコルへ向かう
6月来た時は 雪も多く残り 歩きやすかったが 雪の無いこの時期 足への負担は多く 歩きにくい

長次郎のコルには 約30分で到着 ここから下山ルートを確認 上層部は 雪も無く 歩きにくいザレ場
である 一歩足を出すと ザラザラと滑り落ちていく 時間をかけながら 何とか 雪渓までたどり着く

熊の岩近くから 左俣の雪渓状態が悪く 右俣に 移動する 左右合流地点から下は 雪渓状態は良く
快適に剣沢出会いまで 下る事が出来た



3日目 黒部ダムへ下山






黒部周辺地図 拡大する






周辺情報
























スライドショー ご覧頂くにはWindowsXp
サービスパック2が必要です
HOME 戻る   コースタイムと記録 写真館 装備
 TOP      GIF動画(スライドシー起動しない場合)   こちら 前のページ    雲取山     次のページ  両神山