元旦 八ヶ岳     2012年12月31〜2013年元旦 曇り
行者小屋地蔵尾根赤岳(2,899m)地蔵尾根  下山

動画
美濃戸口 →行者小屋 →地蔵尾根 →赤岳山頂 → 地蔵尾根 →行者小屋 下山 周辺地図
                         赤岳            山頂直下 強風に耐え山頂を目指す登山者







2013年元旦 赤岳山頂に 立つ事を目的に 本年最後の大晦日 美濃戸口から入山した 何回もこの地を訪れているが 初めての経験である 登山届け箱の前に テーブルが並べられ 警備隊員と 警察官らしき人が 山岳遭難の注意と 登山届けの 提出を 指示していた 私も ルートと装備の確認をされ 直接入山届け書を手渡された 

7時45分 手続きを済ませ出発 積雪量は多く 路面には 氷より雪の方が多く 歩きやすい 1時間弱で 美濃戸山荘南沢分岐に到着した ここから積雪量は 一気に増え アイゼンを 付ける人も多く見かけられる とりあえず 行者小屋までは アイゼン無しで行くことに決め 南沢へと入って行く 入山者は 多く 前にも後ろにも 視界から登山者の姿が消えることは殆どない そして 白河原付近からは 積雪は一気に増え 徐々に気温も下がって行く 天候は予想を反し 曇りと強風の為 遂に ヤッケと 風防を頭からかぶり行者小屋を目指した

11時30分行者小屋到着 
小屋前には 多くのテントが張られ 花を咲かせていた 30張り近くは 立っているようだ まず場所の確保をしたいが あまり選べないようである 何とか 雪堀をしなくて済みそうな場所を見つけ 雪均し 風が強い為 山側に少し雪ブロックを積む 20分程で設営完了 テントの中に入り ガスコンロを 組み立てた所 故障している事に気が付く 30分程 色々試すが ガスが出ない あきらめ下山も考えたが 持参のアルファー米は 確か水でも出来る事を思い出し イチかバチかで試すことにした そして二袋持参している一袋に 水を入れ 1時間30分待って口を開けて見る 冷たいが 五目御飯が出来ているではない 何とか続行出来そうである 登山を始めて 35年以上になるが ガスコンロが壊れ 火が 使えないのは始めてである それも 氷点下の中である これも良い経験であるが 肝に免じておこう その後 小屋に行き 登山者に 山頂の情報を聞くが ガス・雪・強風で途中で引き返してきたと言う人が大半であった 明日の予報は 晴れと言う事なので 期待しよう

4時50分起床 
昨夜作っておいた アルファー米を朝食にする 量も多く 空腹感はない そして コーヒーを水で溶き 少し水分補給をする 行ける事を確信し テントの中で 出発の準備をする 何があるか分からないので ハーネスを身に着けつる サブザックには 防寒具と 水を詰め込み 出発をする 

まだ外は暗い為 ヘッドランプを付け 小屋裏手から 地蔵尾根へと入っていく 雪面はしっかり踏みつけられ 歩きやすい 高度が上がると徐々に風が強くなり 手に感覚が無くなってしまった 仕方がないので ザックからオーバー手袋を取り出し装着 感覚も戻り 何とか絶えれそうである 出発して約1時間30分で 地蔵の頭に到着 稜線では 風は強く 風速15メートルは有りそうである カメラを出すのも困難な事である あまりの強さに 山頂まで行けるか 判断をしなければならない とりあえず 展望荘まで 行って考えることにした 
展望荘に着くと 数名の登山者がやはり 判断に迷うっている様である この強風だと 半数の人は 中止するであろう 山頂方面を見上げると 数名の人が 風に耐える姿勢で 上を目指している様子がうかがえる 私も行けると判断し ハーネスと アックスを シュリンゲで結び 上を目指した やはり気を抜くと倒れそうである しっかりアックスを打ち込み3点確保を取り 登っていく 約45分で 山頂小屋に到着した 山頂付近には 5・6・人の姿が確認できる 急いで山頂を踏み 何とか 1枚だけ写真を撮り 下山することにした (山頂に止まった時間は約2分である) 

今回 最後まで 展望できる事は無かった




2012年 12月 31日〜2013年元旦        

コースと所要時間

2012年12月31日 〜 2013年元旦                      
東京30日20時30分 出発 笹子トンネル事故の為 長野道 佐久経由 大門峠越えにて 美濃戸口 到着 何時もより 約30キロ距離が伸びていた
31日AM1時50分   美濃戸口到着


美濃戸口 出発7時45分 →行者小屋着11時30分

2013年元旦
行者小屋出発 6時20分 →地蔵尾根 → 赤岳山頂着 8時45分
山頂出発 8時50分 下山開始   行者小屋着 9時50分
テント撤収 11時10分 美濃戸へ向けて出発  
美濃戸着 13時15分
                                 


美濃戸口 入下山







白河原 まもなく行者小屋

白河原付近は雪が多く 何時もの風景が確認できない そして気が付けば 行者小屋に到着していた



11時30分 行者小屋に 到着 


小屋はこの時期だけ開き 登山者は 小屋泊まりが出来る お正月を八ヶ岳で 迎えたいと考える人が多く 
登山者でにぎわっていた 噂によれば 展望荘には 100人近く泊まるとの事である


















赤岳頂上小屋










頂上山荘に到着するが ガスの為 視界は 殆どなく 楽しみにしていた360度の
展望も見渡す事は出来ない 次回に期待し 急いで山頂に向かう












ガスの切れ間から 展望荘を見下ろす事が出来る










行者小屋 テント撤収 下山へ











拡大する

北沢 南沢分岐
AM 8時45分
美濃戸山荘 前南沢分岐













テント場早朝
AM 6時20出発
天候は予想を反し曇りである




























地蔵の頭到着
AM 7時50分着
ガスと強風の為 先に進むのも
困難である

























赤岳山頂
8時50分到着 
山頂は ガスと強風で 長く止まる事が出来ない 何とか写真1枚を撮影し 急いで下山開始













頂上小屋より展望荘への下り
8時55分到着 
強風の為 足を止めることなく
下山









行者小屋テント場
9時50分到着
毎年ほぼ同じ時間に下山



周辺情報


・天狗岳

・硫黄岳

・横岳

赤岳

・阿弥陀岳 

・権現岳


                             

 写真館  装備

スライドショー   ご覧頂くにはWindowsXp サービスパック2が必要です HOME コースタイムと記録

 TOP     GIF動画(スライドシー起動しない場合)   こちら 前のページ  剱岳 源次郎尾根 次のページ   厳冬の南八ヶ岳縦走