今年も八ヶ岳にやって来た 12月31日 AM3時 美濃戸口八ヶ岳山荘駐車場 既に八割がた埋まっていた 本日の予定は行者小屋までの為 車内で長めに睡眠を取る 8時に目を覚ますが 数人の人が出発の準備をしているだけである 9時出発を決め入山届けを提出 毎年この時期に見かける登山指導員の方々が コースと装備の確認 そして山岳事故への注意を指導していた 今年は雪は少なく ここ駐車場には全く雪は無い 凍結の心配も無さそうである 出発して1時間 美濃戸山荘に到着するが この間雪は現れない 山荘前は雪化粧程度で 南沢に入って行くが 全く雪は無い 結局白河原近くまで 積雪は無く その為足への負担は少なく 気が付けば行者小屋に到着していた
行者小屋も例年より積雪は少なく 埋もれてはいない テントは10張り程であるが 小屋は営業していて 登山者を受け入れている その為 どの程度の登山者が ここ行者小屋に 入山しているかは確認できない まず設営場所を確保し テントを張る事にする しかし5センチ程掘り起こすと地面が現れ ペグは埋められそうも無い そこで適当な石を掘り起こし テントを固定した その後は余りの寒さにシュラフに潜り込む 深夜は 少し小雪が舞い 元旦の天候を心配するが 晴天になりそうである
元旦は 5時出発をする予定で有ったが 3時に目が覚め もう少しと思い ひと寝入りするが 目覚めた時は 既に5時前であった またしても寝坊してしまった 慌てて準備をし 5時40分 出発
外はまだ暗くヘッドランプを付けての出発である 地蔵尾根に入って行くが 積雪が少なく非常歩きやすい 最初のハシゴが現れるが この時期こんなに少ない積雪は始めてである
地蔵の頭に飛び出ると 吹き飛ばされそうな風速である 15メートル以上はありそうである 強風の為 雲は吹き飛ばされ 素晴らしい眺望である なかなかこれほどの澄み切った空には出会えない とりあえず赤岳展望荘まで行き その先を考えることにする
赤岳展望荘では 多くの登山者が 判断に迷っているようである 中止を決断する登山者 決行を選択する登山者 まちまちである 昨年は何度かここで中止したが 今回は 天候が良く視界が良好の為 山頂を目指すことにした
耐風姿勢をとり 時間をかけ 先へ進む 低い姿勢で 進んでいくが 振り返ると横岳 硫黄岳が 綺麗に映し出される 風は有るものの気持ちの良い山登りである 強風を乗り越え 50分程で登りきる
赤岳山頂からの眺望は素晴らしく 感動的である 風が雲を吹き飛ばし 澄み切った空 360度の展望は富士山 南 中央 北アルプス 浅間山 全てを浮かび出す 目の前の阿弥陀岳は 特に綺麗である
一年最初の登山は 感動的な素晴らしい一日になった
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コースと所要時間 |
2015年12月31日〜2016年元旦
1日目 晴れ
美濃戸口出発 9時00分 → 美濃と山荘 10時00分 → 行者小屋 12時50分着
2日目 晴れ
出発5時40分 → 地蔵の頭 7時30分 → 赤岳展望荘 → 赤岳山頂 8時40分
山頂出発9時05分 → 地蔵の頭 9時40分 → 行者小屋下山 10時15分
行者行者小屋出発 12時00分
美濃戸口下山 14時20分
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美濃戸口から行者小屋へ |
コースタイム |
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美濃戸山荘 |
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白河原から赤岳 |
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間もなく赤岳山荘
9時50分
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雪の無い登山道 凍結もなく非常に歩きやすい
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行者小屋
12時50分
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10張り程 テントが立ち並び 少し間隔を広めに取り 設営する
今年の元旦は 雪が少なく 少し掘り起こすと 土が現れる
雪の中から大きめの石を掘り起こし テントを固定する
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行者小屋から地蔵尾根経由 赤岳山頂ピストン |
コースタイム |
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地蔵の頭から赤岳を望む |
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赤岳頂上小屋からの展望 横岳・硫黄岳 |
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赤岳山頂から阿弥陀岳を望む |
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赤岳頂上小屋から 赤岳山頂 |
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赤岳山頂 |
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暗闇の中 テント場出発
5時40分
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深夜小雪がまい 天候を心配したが どうやら晴天に恵まれそうである
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地蔵尾根入口
5時45分
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昨年は標識の頭部しか雪面に出ていなかったが 今年は殆ど埋もれはない
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地蔵の頭
7時40分
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稜線に飛び出ると 風が強く 吹き飛ばされそうである 赤岳山頂は風が舞い 風速15メートル以上は有りそうである
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AM 7時50分
赤岳展望荘で中止を決断する登山者も多くいたが
今年は天候が良く 耐風姿勢を取り慎重に山頂を目指した
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赤岳山頂
8時40分
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赤岳山頂に到着 風が強く雲を吹き飛ばし 展望は素晴らしい
澄み切った空は 360度の絶景を映し出し感動を与えてくれた
昨年は5分で撤退したが 今年は30分程留まり 1年最初の感動を味わった
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