It is a mountain trip aimlessly
Genjiro of the Remaining Snow 
Just enjyoi touring
updated 2021.06.09
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2021.05.30〜6月1日 (3日間)
          剱岳     周辺地図

室堂〜雷鳥沢〜剣沢 (テント泊) 平蔵谷分岐から源次郎尾根取り付き 平蔵谷下山  源次郎尾根  動画


源次郎尾根〜剱岳
山頂



2021年05月30日〜6月01日

剣沢 テント泊 剱岳 源次郎尾根 室堂下山





昨年はアルペンルートが運行停止になっていた為入山することが出来なかったが今年は通常運行され室堂に入山する事が出来た 観光客も殆どなく静かな室堂平である 入山届を提出し源次郎尾根の情報を得ようとしたが 何人かの届け出は受けたが下山時報告を得てない為詳しい情報は分からないとの事であった とにかく単独の為慎重に行動する様にとの指導を受ける

雷鳥荘からアイゼンを装着し真っすぐ浄土川まで下り雷鳥沢を見上げる 何人かのスキーヤーが列をなして登って行く様子が伺える 10時別山乗越目指して雷鳥沢に取り付く ザックの重量が20キロ近く有る為年老いた体にはキツイ あと1・2年はと思っているが先は分からない 殆ど視界が無い中 体にムチを打ち2時間で登りきる 今年も又剣岳を拝む事が出来た 剣御前小屋は営業している様である

剣沢テント場に到着すると既に3張もテントが有り 今年は賑やかである しばらくして 張りぱなしのテントが有るとの事で先人者が中を確認 細かな登山計画書が残されているとの事で私も確認 前日に源次郎尾根を単独で登り 本日は室堂に下山となっていた 昨日は風が強くガスで視界が殆どない様な状態だったとの事で遭難が疑われる為剣御前小屋経由で報告する事になった 明日登る源次郎尾根ルートの出来事なので不安と緊張が一気に高まる その2・3時間後 テントの外から呼ばれた為出て見ると ご迷惑かけたとお詫びに来られた 剣岳山頂でガスで視界がなくなりコースを誤り早月尾根を下り早月小屋で一晩明かしたとの事で有った とにかく最悪の事態にならなくて良かった ついでに源次郎の情報を確認した所取り付きルンゼは雪が途切れ 止めた方が良いとの事で翌日尾根から取り付いた 最初のオーバーハング気味の岩でいきなり滑落1m宙ぶらりん 確保していたが10分程震えが止まらなかった 1峰コル手前でアイゼンを装着し 以後外せる所はなかった T峰 U峰ともに上層部は雪が緩み危険な状態であった

今回もロープは7oを持参した為岩に擦れて切断しない様に懸垂下降時振り子をしない様に慎重に下降 またエイト環では制動が効かない為 半マストで下降 着地はナイフリッジの為 ピッケルでビレイを取りロープを回収 後は山頂まで登り返し 山頂直下の直登で少し緊張するが 源次郎尾根を登りきる

今回 源次郎尾根から26回目の剣岳登頂を行う事が出来た
目標の30回まであと4回頑張らなくては

平蔵谷を下り 剣沢を登り返している時真砂沢ロッジのオーナー坂本心平さんが下って来た 小屋の準備をしているのか大きな荷物を背負っていた こちらから声をかけ今年の小屋の予定を聞いてみた コロナ禍の為 1日8人で7月の半ば予約をを受け付けるとの事で有った 今年は雪量が非常に少ない為 8月には長次郎は下れないかもしれないと予測 平蔵谷も今回所々クレバスが出来ている よって7月の終わりに訪れることを伝え別れた

17時50分 剣沢を登り返し テント場へ下山 長い一日が終わった

翌日 今回も室堂へは立山を縦走し一の越から下山を考えていたが 平蔵谷でシリセードを誤り誤り2o程のクレパスに落ち 腰を少し打ち付けてしまった 用心の為今回は直接室堂へ下山する事にした




コースと所要時間

2021年05月30日〜6月1日 

29日 PM 7時30分 扇沢 到着 車内で仮眠          AM7時30分扇沢出発   AM 9時 室堂到着


5月30日  曇り


室堂 9時15分出発 → 雷鳥沢取付 10時05分 → 剣御前小屋鷹 12時00分到着 → 剣沢テント場 12時30分到着



5月31日  晴れ

テント場出発 3時15分 → 源次郎取付 3時50分 → T峰コル 6時30分 → T峰ピーク 7時45分 → U峰 9時10分 (30分眺望を楽しむ)

U峰下 10時15分  →           
剱岳山頂 12時00分 (30分眺望を楽しむ)

山頂出発 12時30分 → 平蔵のコル 13時10分 → 剣沢分岐 14時25分 → 剣沢テント場 16時50分
 下山


5月27日  晴れ

テント場出発 AM4時40分 → 剣御前小屋 5時35分 → 雷鳥沢取り付き (浄土川)6時35分 

雷鳥荘 7時25分

室堂下山 8時20分             



1日目               晴れ
室堂〜雷鳥沢〜剣沢 テント場 ぶらり山旅 コースタイム


室堂はコロナ禍の為観光客は非常に少ない
室堂出発
9時15分


雪に埋もれたみくりが池



雪に埋もれたみくりが池を横目に遊歩道を雷鳥荘へ
剣御前小屋
12時00分



雷鳥沢上部で雷鳥と遭遇 1メート近く間で近づいても逃げない



剣沢からの剱岳 今年は少し雪が多い様である
剣沢テント場到着
12時30分


いつもの場所へ 今回はツエルト持参 


2日目               晴れ
剣沢テント場〜源次郎尾根取付〜剱岳〜平蔵谷下山 ぶらり山旅 コースタイム


昨夜は強風であったがツエルトで良く耐えられた
テント場出発
3時15分
源次郎取り付き
4 時05分


源次郎取り付きはルンゼは諦め尾根ルートから取り付く
いきなり1m滑落 ビレイで命拾い



見た目より難しくない
このルートでここが一番の難所
4時50分


右側から小さな足場を利用し中央に回り込む



右手にルンゼ 正面にT峰の壁が見えてくる
登り切ればルンゼ上層部
5時30分


足がからも有り登りやすい



ルンゼの終点からのT峰
ルンゼ上層部
6時00分


ルンゼの終点 



目の前にT峰の岩壁が見えて来る
T峰のコル
6時30分


T峰手前のコルへ  滑落しないよう慎重に




T峰上部の雪壁を乗り越え 目の前にT峰ピークが現れる


T峰ピーク
7時45分


T峰からU峰を見上げるがコース上には殆ど雪はないようだ



T峰をU峰コルへ下る 残雪は少なく 例年より2・3m下から取り付く

U峰への登りから
8時25分


U峰の登りからT峰を振り返る

例年だと下まで雪で繋がっているが今年は非常に少ない




U峰の上層部を登り切ると 本峰剱岳 そして八つ峰がとても美しい現れる

源次郎U峰ピークが目の前に
9時05分


U峰を登り切り 目の前に美しい風景が現れる ここまでの疲れは何処へやら



U峰ピークに到着 源次郎尾根で最も美しいビューポイントである

U峰ピーク
9時10分


U峰ピークで毎回記念撮影 この景色を目に入れるとまた来年も来たくなる場所である



源次郎尾根U峰 懸垂下降地点

源次郎尾根U峰
10時35分


源次郎尾根U峰を下降し振り返る



源次郎尾根U峰 懸垂下降を終え 本峰剱岳への登り返し

11時00分


無積雪期は険しい岩場である 雪のおかげで特に危険はない



山頂直下はかなり険しい直登である
剱岳山頂直下
11時50分


険しい壁を乗り越え山頂手前の稜線に飛び出る




剱岳山頂から立山方面を見渡す 
剱岳山頂
12時00分


まだ多くの雪が残る剱岳山頂 源次郎尾根から26回目の登頂である 若い頃は出発から7時間弱で登っていたが 年と共に時間を費やし 今回最長タイムの8時間45分であった


平蔵のコルからシリセードで下るが 今回初めて気が緩み2m程のクレバスに転落
 注意しなければ 以後テクテク時間をかけて下る
平蔵のコル
13時10分

通義沢 平蔵谷出会い
14時25分


今年の平蔵谷は雪解けが早い様ですでに所々クレバスが出来ている



剣沢を登り返し約2時間 テント場が見えてきた

テント場下山
16時50分


テント場に下山すると3張りのテントが増えていた 挨拶をし少し会話を交わす ガイドさんと言う事で明日は八ツ峰をクライミングするとの事であった 素晴らしい 私も一度登って見たかった


3日目               晴れ
剣沢テント場 〜 室堂下山 ぶらり山旅 コースタイム

剣沢を後にする


別山乗越から まだ雪に埋もれた室堂平
4時40分
剣沢テント場 出発




5時35分
剣御前小屋



腰に不安が有る為 今回残念であるが立山縦走を諦め 雷鳥沢を下る
途中雷鳥に癒される



6時35分
浄土川 雷鳥沢取り付き



雷鳥沢を下りながら 左に立山連峰正面に室堂平 右に奥大日岳を眺めながら気持ちよく沢を下る



8時20分
室堂下山






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