2020年9月06日
今年富士山は開山していない為五合目まですべて通行止めになっている 色々情報を調べ 水ケ塚公園から樹林を抜ければ六合目宝永山荘経由で富士宮口コースで山頂に行ける事が分かり決行した 雨の日は山行はしないと決め10年以上雨に降られた事はないが (一度小雨に遭う) 今回はコロナの為計画がかなり遅れ やむ得ず体力維持の為後ろ髪を引かれながらやって来た 予報では早朝3時事には曇りに変るのと事であったが 予報がどんどん変り 地面をたたき付ける程の雨が降り続く 後の予報で9時から2時頃は晴れ間が出るとの事で情報を信じ どしゃ降りの雨の中 AM4時20分水ケ塚を出発
樹林の中は激しい雨の為ライトの照射範囲が狭く周りを見渡せない 度々ルートをはずれ さ迷いながら何度もGPSでコースを確認 2時間40分程で森林限界を抜けた時にはホットする まだガスで視界は悪いが宝永第二火口 第一火口が見えて来る 山頂方向はまだ見えない 第一火口から約15分程で宝永山荘に到着 小屋は閉ざされ人気は全く無い 雨は今だ激しく降り続き 雨と汗の為足を止めると体身も冷え不安は募る 中止する事も頭を横切るが 間もなく降り止む事を信じ上を目指す しばらく登ると雨も小雨になり 七合目に到着する頃には雨も完全に上がり日差しも出て来た 予報通りである 雨との戦いは既に忘れ体も温まり山頂を目指していた 八合目で長めの休息を取り 辿って来たコースを振り返る 五合目より下はガスに覆われまだ雨が降り続いている様だ 九合目を通り過ぎ 最後の登り頂上浅間大社奥宮へは工事の為通行止めになっている 崩落かどうか分からないが危険の為 左回りに迂回し重機通行跡を辿り 剣ヶ峰裏手より山頂に到着 今回は長い道のりであった
周りを見渡しても登山者の姿はなく 静かな山頂である 人っ子一人いない剣ヶ峰山頂 雨との戦いは何処へやら もうココまでの疲れは全くない 何時もの様に持参のコーヒーを飲みながしばらく眺望を楽しむ 感激 下山の時間を考え今回はお鉢巡りは止め 頂上浅間大社奥宮で安全祈願をし下山開始しした
六合目を通過し宝永第二火口を過ぎ樹林に突入する頃には 朝程と同じく激しい雨に襲われピッチは極端に落ち時間との戦いなる 5時30分を回った頃には樹林中は真っ暗になりヘッドランプを付ける 再びGPSでコースを確認 6時過ぎ水ケ塚で樹林を抜けるが 道路は雨で川の様になっていた
富士登山で一人も出会う事無く山行を終えたのは始めてであるが 少し後ろ髪を引かれている
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