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Genjiro of the Remaining Snow 
Just enjyoi touring
updated 2019.06.02
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2019.05.25〜27日 (3日間)
          剱岳     周辺地図

室堂〜雷鳥沢〜剣沢 (テント泊) 平蔵谷分岐から源次郎尾根取り付き 平蔵谷下山 翌日 一の越より下山 源次郎尾根  動画


源次郎尾根〜剱岳
山頂



2019年05月25日〜5月27日

剣沢 テント泊 剱岳 源次郎尾根 一の越より下山





 事前に富山県警山岳警備隊に電話で剱岳源次郎尾根の積雪コンディション情報と入山予定を報告しておいた 25日室堂で自宅で用意した入山届けを提出 警備隊の方から先日源次郎で死亡事故が発生した旨と その後取り付きは無く十分注意をするようにと指導を受ける 9時過ぎまだ雪が多く残る室堂を出発 多くの観光客の為前に出ることは出来ず後をぞろぞろと付いて行く 雷鳥荘でアイゼンを装着 真っ直ぐに雪に埋もれた浄土川まで下る 今回は雷鳥沢中央部を選択し 10時丁度沢に取り付く 途中年配のスキーヤーに声をかけられ20分程休憩をかねて話し込む 別山乗越手前では雷鳥とも出会い楽しむ事が出来た 剣御前小屋から剣沢テント場を目指して下る

剣沢天場に到着 今年は一張のテントが雪上に立っていた ココ何年かはテント泊の登山者には出会う事が無く今年は一人ではない様だ 一方剣沢小屋の方は一般には営業していないはずだが ガイド付きの登山者が何名か小屋に入って行く まだ時間も早い為 のんびり剱岳を眺めながら静かな剣沢を楽しむ 天候は安定している為明日が楽しみである

26日AM3時00分テント場を出発 暗闇の剣沢を平蔵谷まで下る 3時30分源次郎尾根ルンゼから取り付く 真っ暗で周辺が見えない中滑落しない様ダブルアックスで登る ルンゼ中間点を過ぎた辺りでスノーピケットを発見 見て見ぬ不利をする訳にもいかないので回収し下山時室堂に届ける (だいたの持ち主は分かるとの事で有った) ルンゼ上部は急斜面で落ちたら止まらない為手前を左に支稜線から本稜線へ 最初の岩壁に着く頃には空も白み周辺も見えて来る 今年はまだ雪も多くT峰コル手前からナイフリッジが現れ神経を集中 T峰 U峰共に上層部は雪に覆われ滑落に注意しダブルアックスで登り切る 気温が高く雪も緩みアイゼンが効かない 通常の1.5倍近い時間を費やしU峰に到着 ここでやっと360度の眺望を楽しむ事が出来た 感動を味わった後まだ雪が多く残る稜線を懸垂下降支点まで下り下降を終える U峰下からは滑落に再び注意し剱岳剱岳山頂を目指す 最後に山頂直下の急斜面を登り切り剱岳頂へ辿り着いた

 まだ雪に覆われた祠にお参りし25分程剱岳山頂を楽しみ平蔵のコルへ下る コルからは破けても良いヤッケズボンを一枚履きシリセード 下からスノーボードを背負ったボーダー見えた為 シリセードを中止 平蔵谷分岐から剣沢へはキツイ登り返し 気温が高くテント場へ帰り付いた時は完全に体力を消耗していた

翌27日 AM4時テントを撤収し下山開始 今年も立山を縦走し 一の越より室堂へ下山した



コースと所要時間

2019年05月25日〜27日 

24日 PM 9時30分 扇沢 到着 車内で仮眠          AM7時30分扇沢出発   AM 9時 室堂到着


5月25日  晴れ


室堂 9時15分出発 → 雷鳥沢取付 10時00分 → 剣御前小屋鷹 12時10分到着 → 剣沢テント場 13時00分到着



5月26日  晴れ

テント場出発 3時00分 → 源次郎取付 3時30分 → T峰ピーク 7時10分 → U峰 8時15分 (25分眺望を楽しむ)

U峰下 9時00分  →           
剱岳山頂 10時25分

山頂出発 10時50分 → 平蔵のコル 11時30分 → 剣沢分岐 12時15分 → 剣沢テント場 14時20分
 下山


5月27日  曇り

テント場出発 AM4時00分 → 剣御前小屋 4時45分 → 別山南峰 5時25分 

富士の折立分岐 7時10分 → 大汝山 7時45分 → 雄山 8時15分 → 一の越 9時00分


室堂下山 9時35分



1日目               晴れ
室堂〜雷鳥沢〜剣沢 テント場 ぶらり山旅 コースタイム


みくりが池からの真砂岳 大汝山 雄山  

室堂出発
9時15分


観光客で賑わう室堂周辺



雷鳥沢 今回は中央部から剣御前小屋を目指す

雷鳥沢取り付き
10時00分



雷鳥沢上部で雷鳥と遭遇 1メート近く間で近づいても逃げない



剣沢からの剱岳 今年は少し雪が多い様である
剣沢テント場より
13時00分


今年も昨年同様同じ場所にテント設営


2日目               晴れ
剣沢テント場〜源次郎尾根取付〜剱岳〜平蔵谷下山 ぶらり山旅 コースタイム


源次郎尾根 この時期はルンゼから取り付く

テント場出発
3時00分


空には星が広がり快晴である 風も無く寒さも感じない
真っ暗な剣沢を平蔵谷まで下る



ルンゼを登り上層部手前を左へ 岩にへばり付き通常の尾根筋へルートを取る

ルンゼ取り付き
3時30分


ルンゼを終え尾根へ合流
4時40分


支稜線から主稜線に合流すると まだ所々ナイフリッジの箇所が現れる



支稜線から主稜線に進む 最初の岩壁の下に辿り着く

ルンゼ終点が見えて来る
5時00分


ルンゼ上部 上に行けば急斜が増してくる



ルンゼの終点
ルンゼの終点
7時10分


ルンゼの終点 



目の前にT峰の岩壁が見えて来る
間もなくT峰のコル
5時40分


T峰手前のコルへ  滑落しないよう慎重に




T峰上部の雪壁も間もなく終わり


T峰コル
5時55分


T峰上部雪壁取り付き
6時20分



T峰上部
6時55分


岩壁が終わり雪壁に



T峰を登り切り目の前にT峰ピークが現れる バックに本峰

T峰ピーク手前
7時05分


八ツ峰が美しい




T峰ピークより U峰を見上げる   一旦コルへ下り登り返す

源次郎T峰ピーク
7時10分


T峰の岩と雪の壁を登り切り 少し緊張がほぐれる 気持の良い空間である



U峰登りからT峰を振り返る

T峰とU峰のコル
7時35分


T峰ピークから 後ろ向き下降でコルまで下り U峰を登り返す 上部は雪に覆われ垂直に近い壁を登る



源次郎尾根U峰を登り切る 間もなくピークである

源次郎尾根U峰手前から
10時35分


源次郎尾根U峰を登り切ると目の前に長次郎谷と八ツ峰が大きく映し出される



源次郎尾根U峰ピークから 本峰剱岳

源次郎尾根U峰ピーク
8時15分


U峰ピークからの眺望は素晴らしい
今年もこの場に立つ事が出来ました 最高の眺望であるこの場所で大休止



U峰ピークから懸垂下降支点への下り まだナイフリッジになっている
源次郎尾根U峰下降支点
8時50分


U峰ピークからナイフリッジを下り 懸垂下降支点へ辿り着く




源次郎尾根U峰を振り返る

源次郎尾根U峰懸垂下降
9時00分


懸垂下降を終え上層部を見上げる 
下降地点のテラスはまだ雪の中 
真っ直ぐ下ると雪の傾斜の為 長次郎谷方向へ少し振り子で着地を変える


源次郎尾根U峰の下降を終えると この時期は山頂まで長い雪面が続く

源次郎尾根U峰
時 分


源次郎尾根U峰のバックには後立山連峰が連なる 素晴らしい眺望である



7月になるとここは岩壁になる 

最後のピーク
10時10分


目の前の最後のピークを越えると山頂への急斜面になる




剱岳山頂 静かな頂である  天候が良く360度の眺望は素晴らしい 
緊張から開放されのんびり頂を楽しむ事が出来た

剱岳山頂
10時25分


昨年より一日早い登頂で有るが今年はまだ雪が多く残り祠もまだ殆ど雪に覆われている

3日目               晴れ
剣沢テント場 〜 立山縦走 〜 一の越から 室堂下山 ぶらり山旅 コースタイム

今回も剱岳 源次郎尾根を堪能し下山開始  立山を縦走し一の越より室堂へ

4時00分
剣沢テント場 出発

4時45分
剣御前小屋


9時00分
一の越


立山縦走 3000mの気持の良いトレッキングを終え 一の越より下山した


9時35分
室堂






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