2018年8月4日〜6日 晴れ

updated 2018.08.15
2018年8月 黒部ダム入下山 剱岳源次郎尾根 平蔵谷下山
動画



2018年8月4日〜6日

2018年8月 黒部ダム 真砂沢ロッジ




8月4日AM3時20分扇沢に到着 大町市営の無料駐車場へ入るが既に満車 10年以上毎年来ているがこんな事は始めてである 駅前の駐車場は有料で値段が高いため改めてもう少し下の駐車場へ するとココも満車 少し不安になって来る やもえづ もう少し下の爺ケ岳登山口まで下り駐車場に入るとまたしても満車 しかしよく見ると一台止めれそうな間隔の狭いスペースが有り 申し訳無いが止めさせて貰う 

7時50分黒部ダムを出発 本日は登山者はいない様だ ダム下への途中関電電力関係者と出会い下の廊下の情報を得る 内蔵助分岐までは大丈夫との事で安心 橋を渡り下の廊下へ 内蔵助分岐を通過すると急勾配になるがフィックスロープが付けられているので安心である 登山道は何年も荒れていたが昨年真砂沢ロッジのオーナーになられた坂本氏が何回か草刈を実施実施されているとの事 ご苦労様です 内蔵助平が近くなる頃 あまりの暑さで体力を消耗 熱中症手前である 30分程木陰で休息し少し回復 長く続く河原を通過しハシゴ谷乗越へ ハシゴ谷を通過すると何箇所かかけられているハシゴも修理され危険なく通過 ロッジ近道は雪渓不安定の為閉鎖 ハシゴ谷橋を渡り真砂沢ロッジへ到着 既に16時を回っていた

今回は源次郎から入り北方稜線を縦走すると言う計画立てていたが 出発前山岳警備隊に情報を得たところ 三の窓辺りの雪渓がまだ不安定で あまり進める事は出来ないとの事であった 真砂沢でも何人かは通過し小屋へ戻って来ているがやはり三の窓辺りが厳しいとの事 そして長次郎谷はベルクシュルンドで通行不能で有るとの事で途中回避下山には使えない 池ノ谷乗越を通過してしまえば長次郎は下れないので引き返すことが出来ず池の平へ進むしかなくなる為 源次郎尾根から山頂までの体力を考えれば とりあえず今回は中止し平蔵谷から下ることに決める しかし平蔵もコル辺り雪渓が割れ時間を費やすとの事であった

翌朝AM1時30分北方稜線への少しの期待を込め テント場を出発 平蔵谷分岐までノーアイゼンで到着 AM2時30分暗闇の中 長年の経験だけ尾根に取り付く 最初に現れる岩にはフィックスロープはない 昨年までは付けられていたが 今年は全て外されている 根っこの中を通過しルンゼ分岐を越えT峰への壁へ取り付く頃空が白んで来る T峰ピークを通過 U峰ピークで剱岳最高の眺望を楽しむ 何度来ても絶景である 素晴らしい 長次郎谷を見下ろすとやはり至る所で雪渓が割れ 右も左も通行不能の様である やはり今回は北方稜線は諦める事にする 懸垂下降の準備をしている時 若い男女二人パーティが追いついて来る 先を急がなくなった為 下降後2人に先に行って貰い のんびり剱岳山頂へ 

AM8時00分剱岳山頂へ到着 頂は既に登山者であふれ返って座る場所も無いくらいである あまりの多さにすぐに下山開始 平蔵のコルに下りるとやはり雪渓が割れ 次の雪渓に渡れない しかたが無いので右の岩から割れ目の中に入り 登れそうな場所を見つけ雪渓へ飛び出る 剣沢方面を見下ろすと左側は至る所で割れている 滑落しない様に右側を慎重に時間をかけ下山 お昼前真砂沢ロッジへ下山した 

来年は 長次郎谷が安定している時期の情報を得て再び北方稜線を計画したい



コースと所要時間

2018年08月04日                         晴れ

黒部ダム出発 7時50分 → 内蔵助分岐 → 9時05分 → ハシゴ谷乗越 14時05分 → 真砂沢ロッジ 16時00分



2018年08月05日                          晴れ

真砂沢テント場出発 1時30分 → 平蔵谷分岐 尾根取付 2時30分 → T峰 5時分 → U峰 6時15分 → 剱岳山頂 8時00分 

山頂出発 8時10分 → 平蔵のコル 9時10分 → 平蔵谷 剣沢分岐 → 真砂沢ロッジ下山 11時45分



2018年08月06日                         曇り

真砂沢出発 5時15分 → ハシゴ谷乗越 6時55分 → 下の廊下分岐 9時45分 → 黒部ダム下山 11時05分





1日目               晴れ
黒部ダム 〜 真砂沢ロッジ ぶらり山旅 コースタイム


黒部ダム下 


黒部ダム出発
7時50分



今回ダムからの登山者はいない

ダム下で関電の人に登山道の情報を聞く



黒部下の廊下を内蔵助谷へ


下の廊下 内蔵助分岐
9時05分


下の廊下はこの先9月中旬まで通行できない




ロッジより明日通過する雪渓を確認 暗闇の中出発の為 細かくルートを確認



真砂沢ロッジ
16時00分



真砂沢ロッジに到着 テントは少なく のんびり出来そうである

2日目               晴れ
真砂沢〜源次郎尾根〜剱岳山頂〜平蔵谷下山  真砂沢 ぶらり山旅 コースタイム


平蔵谷 剣沢分岐から  源次郎尾根取り付きの草むら

真砂沢出発
AM 1時30分


暗闇の中 ヘッドランプを付けて出発 北方稜線への少しの期待を考え この時間を選択



取り付きからしばらく進むと現れる岩壁

源次郎尾根取り付き
2時30分


取り付きは木の根っこの中 ザックが木に引っかかり体力を消耗



ルンゼ分岐近くの岩壁

T峰手前 もうすぐ夜明け
4時25分


後立山方面の空が白んで来る

ココを登るとT峰ピークである



源次郎尾根T峰を登り切る


T峰ピーク
5時15分

T峰ピークより U峰を見上げる
ガスがかかり本峰剱岳は望むことは出来ない



源次郎尾根T峰ピークより    八つ峰

源次郎尾根T峰
5時40分


U峰登りより T峰を振り返る
まだ気温が低く気持が良い



源次郎尾根U峰ピークより   本峰剱岳を望む  右は長次郎谷

源次郎尾根U峰ピークより
6時15分


U峰ピーク 何度来ても素晴らしい眺望だ 今回も晴天に恵まれ本峰剱岳 八つ峰 長次郎谷 後立山 感動的である 何時間でもこの場に止まりたい気持である



源次郎尾根U峰ピークより  八つ峰 美しい




源次郎尾根U峰 懸垂下降

U峰下降地点
6時45分


30分程眺望を楽しみ 下降の準備をしていたら 後からの登山者が追いついて来た 



剱岳山頂から 北方稜線を望む 感動的である

剱岳山頂
8時00分


剱岳山頂に到着するがあまりの人出にビックリ 早々に切り上げ下山開始


平蔵のコルとカニノタテバエ  下山は平蔵谷から

平蔵のコル
9時15分


平蔵のコルから 下山開始するが いきなりベルクシュルンドで次の雪渓に渡れない 一度割れ目の中に入り次の雪渓を乗り越える  かなりの時間を費やしてしまった


平蔵谷分岐へ下山    赤線は源次郎尾根取り付き

真砂沢ロッジ テント場

11時45分


今回も不安定な雪渓の悩まされたが何とか下山する事が出来た 来年は雪渓の安定する時期を考えたい
3日目               晴れ
真砂沢 〜 黒部ダム下山 ぶらり山旅 コースタイム

ハシゴ谷乗越近くからの 剱岳


真砂沢ロッジ テント場
5時15分
テント撤収し黒部ダムへ下山開始


黒部ダム下山
11時05分
テント場で知り合った登山者と途中から同行 例年より一時間早く黒部ダムへ到着







( GPS 足跡 )


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