扇沢 → アルペンルート 室堂
室堂
雷鳥沢〜剣御前小屋〜剣沢  テント
テント場→別山尾根 → 一服剣 → 前剣  
断念
→剣沢→ 剣御前→室堂下山

    室堂〜雷鳥沢〜剣沢〜別山尾根〜剣沢〜室堂あッジ沢ロッジ」
日程
2012年6月23日(土)〜6月24日(日)
 1日目:曇りれ
 2日目:晴れ
宿泊
1日目:扇沢からアルペンルート室堂 雷鳥沢〜剣御前〜剣沢
2日目:テント場から別山尾根 前剣 断念 剣沢〜室堂 下山  
山名
(剱岳)
山域
北アルプス
入下山
室堂/室堂
歩行時間
14時間10分
積雪の


(6月22日)
東京 車で23時00分出発
(6月/23日)
扇沢駐車場
AM4時10分着
扇沢7時30分→室堂着9時15分 室堂発9時45分→ 雷鳥沢剣御前小屋着剣沢着 テント場
(2月/5日) 
テント発4時00分 → 剣山荘着4時20分 → 一服剣着5時00分 → 前剣取り付き →前剣上層部6時00分 → 剣沢テント場着8時00分
テント撤収 発9時20分 剣御前10時30分→ 室堂着1時30分 
1日目





6時30

7時30分



9時15分





9時45分










10時30分















13時30分



















14時30分




















19時00分
東京発 23時00分発 一般道経由 扇沢着 4時00分着 ターミナルには無料駐車場は無くなり 全て有料に変わっていた

仕方なく少し下った所にある 村営駐車場に入ると まだ ここは 有料にはなっていなかった

車内で2時330分程仮眠を取る 

車の中で出発の準備をする かなり荷物があるので少し手間取ってしまったが どうにか ザックに荷物を収めることができた

始発の黒部ダム行きのトロリーバスに乗り込むことが出来た 梅雨の合間の 土曜日なので 乗客は 少ないと思っていたが

想像以上に 人では 多く ザックの置き場に 注意をはらう 

室堂に到着

まず山岳警備隊に 剱岳への入山届けを提出し 注意事項を確認する 山小屋は 剣御前小屋しか 営業をしていないとの事で 

全て事故責任で入山しなけれ いけない 

室堂出発

ターミナルから 外に出ると まだ雪は多く 山々は雪景色である トレッキングの 人 写真撮影の人 ここ 立山は 多くの観光

客で にぎわっていた ゆっくり 時間をかけ 雷鳥沢を 目指したが 途中地獄谷近くでは 硫黄の臭いが強く 息苦しい そして 

雷鳥沢テント場が 近づくと 雪は深くなり 足を取られてしまう スリップに注意しながら 下って行き テント場で 本日の 雷鳥

沢の 情報を得る 本日 3人ほどの登山者が 沢に 入って行ったとこの事であるが 目視では確認できない 


雷鳥沢分岐に 到着するが 橋は壊れ 川を渡る事が出来ない 川の手前は 雪が割れ 乗り越えられない しばらくすると 一人の

登山者が やはり 渡れなく 場所を探していた 話を聞くと 1時間近く 迷っているとの事 そして 登って行った人がいるのだから 

何処かにあるはずとの事で 二人で探した どうしても見つからなく 危険では有るが 亀裂の狭いところを 転落しないよう 飛び越える

事にした 何とか 渡る事ができ 沢に取り付く事が出来た (上から見ると かなり大きく迂回するが 通行できる場所が確認できる)

沢に入り 約30分 雪が柔らかく スリップぎみの為 足に負担が多く ここは アイゼンを付けて 再度 登り始める 時間はかかるが

負担は少なくなり 体力が 少し回復した 通常より 1時間程 遅れているが 何とか 稜線近くまでたどり着くことが出来た 

振り返ると 下のほうに 4・5人の 登山者が 確認できた 


剣御前小屋到着
天候は良く晴天である とりあえず小屋で剣沢の 情報を聞く 本日剣沢には テントは 一張りも無く入山者は いないとの事である

 また今回予定している登頂ルートである 平蔵谷の情報を 確認する 一週間前の確認では 雪が柔らかく膝まで 雪は入るとの事

であったが今は あまり気にする事は無い 現在は 気温が上がり デブリ と ブロック等 落石の危険性があり 注意が必要との事

 それに比べ 長次郎谷は 雪質も良く 安定しているとの事 などから 長次郎を進められた ちょうど その時 早朝長次郎まで 滑

走した と言うスキーヤーが帰ってきた 早速話を聞くと やはり平蔵谷は 入り口は 雪が真っ黒になり デブリも 多く ブロックが

 落ちているとの事 やはり長次郎を進められた しかし長次郎は 入山経験が無く 早朝の 暗闇で 分岐が 分かるかどうか不安で

ある それと 剣沢からだと 5時間以上かかるとの事である この情報を頭に叩き込み 剣沢へ 向けて出発した 

剣沢には 剣御前小屋から 約20分で 到着した 途中天候が良い為 大きな岩の 落石が 何回か確認できた 先程の情報が 頭

から離れない 


剣沢には テントが一張りも無く 本日の入山者は 私一人である 目の前の剱岳は 最高の景観で映し出される こ

の感動が何度も 山に呼び寄せるのである 今 この広い剣沢を 独り占めに出来 大変満足している この喜びは この場に居た者

だけが 味わえる 感動である

 夕方 食事の準備をしている頃 3人のパーティーが 到着した テントの設営を終えた頃 声をかけた 明日の予定を聞き 自分の

情報も交換した 彼らは 源次郎尾根からの 登頂と言うことである こちらは 平蔵谷からの登頂を目指す予定だと話すと 彼らも同

じ情報を 得たらしく 長次郎に変更するか悩んでいつとの事であった ここから見上げる源次郎の 上層部 雪も多く 危険である 

その後 私は ルートの 変更を決めた 登りは 少し危険では有るが 別山尾根 経由で 剱岳山頂を目指す事にした 別山尾根は

 前剣の壁と 後ろ向き下降が 難所である 山頂直下は 登山者が少ないので カニのヨコバイからの 登り 下りは カニのタテバ

イを 懸垂下降で下る事を計画した 下山は 平蔵谷をシリセードで下る事にきめた ただ 平蔵谷は 剣沢分岐からの 折り返しが 

キツイ登りになるので 覚悟が必要である


シュラフにもぐり込む

2日目
3時00分







4時00分
















6時00分









8時00分

9時20分

8時10分




10時30分





13時30分


起床
昨夜は 気温も高く 一度も寒さを感じるなく 睡眠を取ることが出来た 一度トイレの為 外出したが 空は澄み切り 満天の星空であ

った 3時に起床し 素早く朝食の準備を していた所 コッヘルの水を零してしまった シュラフは濡らしてしまい 朝から 嫌な予感が

した


念のため ハーネスを装着し 8.2ミリ 50メートルロープと 捨て縄 3本 身につけ 出発した 外はまだ薄暗く 剣山荘目指して トラ

バース 約20分で小屋に到着 後は雪面を 一服剣目指して トラバース気味に登って行くが 予想以上に時間を費やしてしまった

一服剣に到着した時には 出発から 約1時間が過ぎていた ここから見る前剣の壁は 雪も多く トレースも 消えて無くなっている

 一度下りいよいよ 壁に取り付いた が アイスバーンの為 ピッケル1本では 不安である 完全な3点確保が出来ず 時間を 費や

してします 角度的には 穂高の ロバの耳下降 そして つり尾根から先の 前穂高岳の登り 良く似た 感覚である しかし今回なぜ

か不安が 強まり 一気に体力を消耗してしまった 前剣の先の 後ろ向き下降地点 そして 平蔵谷から 先の剣沢キツイ折り返し

 今の自分を分析する どう考えても 体力的に 自身が無い しばらく考えた末 前剣の壁 上部 で 撤退を 決め 引き返すことに

した 


断念をする 残念だが 不安を感じた時は 安全の為にも 中止は 正しい判断だと思う 下降も 登りより 一段危険なので 注意をし

ながら 時間をかけ 下って行く 一服剣から 下は もう雪も 柔らかくなり アイゼンの 裏に 雪が付き スリップし危険である 剣山

荘近くに 着く頃 2人パーティの 登山者が 剣沢を 下って行った 時間が遅いので 登頂ルートは 分からない

そして テント場に 帰り着いた時には 出発から 4時間が 過ぎていた



剣沢テント場着

テントを撤収し 剣沢を後にした 

剣御前小屋までの最後の登りは 断念した事により 一気に疲れが 噴出し 足取りが 重い 登り切るまでに 1時間以上も かかってし

まった


剣御前小屋到着

雷鳥沢は 1時間程で下ることが出来たが その先 室堂までの 道のりは 遠く 一歩 足を出す度に ぜいぜいと 息をし 何度も 立ち

止まり

雷鳥沢テント場から 2時間かかり 室堂に 到着した 

来年は 体調を 整え ピッケル2本持参し ダブルアックスで 挑戦したい

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