室堂〜剣沢〜源次郎尾根〜剱岳山頂〜平蔵谷〜剣沢
剣沢〜剣御前小屋〜別山頂〜大汝山〜雄山頂〜一の越〜 室堂下山

    室堂 〜剣沢〜源次郎尾〜剱岳山頂 平蔵谷〜剣沢 縦走
日程
2015年06月13日(土)〜15日(月)
 1日目:曇り
 2日目:晴れ
 
3日目:晴れ
宿泊
1日目:剣沢 テント場
2日目:剣沢 テント場
3日目:立山縦走後 一の越より 下山
山名
剱岳
山域
北アルプス 立山連峰
入下山
室堂/室堂
歩行時間
20時間45分
剱岳源次郎尾根


剱岳
(06月12日)
東京 車で23時30分出発
(06月/13日)
扇沢無料駐車場
AM3時45分着    

扇沢出発7時30分→室堂荘着9時30分 → 剣御前12時50分      剣沢13時25分 

(06月/14日) 
テント場発5時15分 → 源次郎尾根取り付き5時45分 → U峰ピーク着10時15分 → 剱岳山頂着12時45分
平蔵のコル着13時55分 → 剣沢分岐着14時15分 → 剣沢テント場着16時00分    

(06月/15日) 
テント場発5時15分 → 剣御前小屋6時05分 → 別山頂着6時50分 → 富士の折立8時45分

大汝山頂9時00分 → 雄山頂着9時25分 → 一の越着10時10分 →     室堂下山10時50分 

1日目



7時30分


9時30分


9時45分





12時50分





13時時25.分







昨夜11時30分東京を出発し 扇沢 AM3時45分に到着した 出発まで 車で仮眠


扇沢出発


室堂到着
既に辺りは観光客で賑わっている 聞こえてくる言葉の多くは 中国語の様で その多くは中国からの 旅行客のようである

室堂出発
雷鳥沢方面に向かう 登山者は見かけない 雷鳥荘から先 下りから早めにアイゼンを付け 目視で沢のルートを決め取り付く

毎年何人かの スキーヤーは 見かけるが 今年は 登山者もスキーヤーも 見かけないまま 剣御前小屋に到着


剣御前小屋到着
今年はなぜか小屋は6月26日まで休業の 札が貼られていた 今回は 小屋から 剱岳山頂をピストンする登山者は 居ない為

静かな 剱岳山行が出来そうである 


剣沢到着
剣沢に入山者な無く 絶景ポジションに テントを設営 静かな剣沢を 楽しむ事にした (結局 下山するまで 入山者は 無かった)

明日登る 源次郎尾根のルートを何回も眺めながら 回想する U峰の下降地点より上部は 例年より雪が少ない様に思われる

為 アイゼンの装着が気にかかる しかし今回は 自分一人になりそうなので 後ろに気を使うことは無く ゆっくりしたペースで

登ることが出来そうである  (後ろに一人でも 登山者がいると U峰の懸垂下降の時 待ち時間が発生するため 気を使ってしまう)




2
日目

4時15分



5時15分








5時45分







9時15分





10時15分







10時45分












12時45分






13時15分





13時55分
14時00分



14時15分








16時00分








起床
あまりの静けさに熟睡し 寝坊してしまった 4時出発を予定していたが 目が覚めた時には 既に4時15分 慌てて出発の準備をする


出発
よく考えれば 今日中に 戻って来れば良い事で 慌てる事は無い 気持ちを落ち着かせて 剣沢平蔵谷まで下る アイゼンは確り 

雪面食い込み 気持ちが良い 武蔵谷 平蔵谷 別山尾根稜線までが目視できる 静かである 今日は 風もあまり無く気温も高くな

りそうである



平蔵谷 源次郎尾根取り付き
尾根に取り付くと 無積雪期と 変わらない 雪も無く 快適である 昨年9月は 暗闇の中取り付いたため 辺りを全く見渡すことが出

来なかった 今回は 時間も遅く 全体を見渡しながら ゆっくり時間をかけて 登る事にした 根っこの中では サブザックが 引っか

かり 体力を 失うが樹林帯を抜けてからは 眺望も良く 気分爽快 


T峰ピーク到着 
八つ峰が 綺麗に映し出され感動的である 少し休憩する ここからU峰へのピークへのルートを確認 短木と尾根の境を 登って行

く 厄介な所である


U峰ピーク到着
ここから見上げる本峰 剱岳 そして 八つ峰 長次郎 北方稜線 別山尾根 剣御前から下る剣沢 振り返れば後立山連峰 最高

の景観である この場に立たなければ味わえない感動である 何度も足を運ばせてしまうのは この眺望を楽しむ為である 約30分

の休止を取り U峰懸垂下降地点に向う


U峰下降地点
後から来る登山者が居ないと思えば 気を使うことは無く ゆっくり自分のペースで 下降の準備をする 確りした支点があり それ程

気を使わない2・3本のスリングを選び 安全を確認 懸垂下降を終える ここからは 雪面になる為 アイゼンを装着 やはり 今年は

 残雪は少ない様である 各ピークの周辺小さなクレバスが 出来ている為 神経を集中し安全に渡る しかし今回 何回かアイゼン

がずれてしまった ソールが減って アイゼンと密着しない様で 丁寧に何回か調整する 安全に為 細引きで 2重に固定 何とかク

リア 山頂直下の 急斜面では 雪が腐り 少し神経を使ったが 出発から7時間30分 山頂に到着  



剱岳山頂到着
静かな山頂である 少し雲がかかり 360度の眺望は残念であるが 今年も山頂を踏むことが出来 感無量である 昨年は 途中出会

った 単独の登山者の方と 長次郎谷 左股から登頂した その方は この時期の剱岳は始めてで 少し不安だと言う事で 長次郎

谷 左股から山頂まで案内した 

下山開始
約30分 山頂を楽しみ 平蔵谷から下る この時期一番安全なルートである 破けても良い ヤッケズボンを一枚履き カニのヨコバイ

から平蔵のコルまで下る


 
平蔵のコルより 
シリセードで 剣沢出会いまで下る 約15分で剣沢に下る事が出来た


剣沢出会い
実は このルートで 一番キツイのが 出会いからの登り返しである 体力を使い果たしている為 毎年テント場までに 何回かヘタバ

ッテしまうが 今回ゆっくりのペースの為 気が付けば テント場に到着していた 約2時間かかる所を 1時間45分である  (あまり変

わりは無いが なぜか嬉しい)



剣沢テント場到着
今回 山頂往復時間は 10時間45分であった 山頂直下では アイゼンの調子が悪く少し戸惑ったが 今年も何とか 剱岳山頂に立つ

事が出来た この剱岳領域で 最初から最後まで登山者 スキーヤーと出会わなかった事は この40年で一度も無い 本日も 入山者

はなく 静かな夜を迎えそうである


3







5時15分





6時05分



6時50分

8時45分

9時00分

9時25分

10時10分

10時50分




本日もやはり寝坊をしてしまい 予定時間を遅れて目が覚めたが 風も無く気持ちの良い朝である 本日も晴天で 登山日和になり

そうなので やはり立山を縦走して 下山をする事にした


テント場出発
アイゼンも気持ち良く雪に刺さり 快適である 途中何度も振り返るが 青々とした空の下 早朝の剱岳は 格別である 何度見ても

感動的で飽きる事はない 来年は再び 別山尾根からの登頂を 決め 剣沢を後にした


剣御前着
再び剱岳を振り返り 別山へ向かう    稜線では雪は無く 最後までアイゼンを付けることは無かった 


別山頂き

富士の折立

大汝山頂き

雄山頂き

一の越

室堂下山


       3000メートルからの眺望は 素晴らしい   特にこの時期 遠くの山々は 残雪との調和が綺麗で 心を癒してくれる

                      直接剣御前から下山した場合との時間差は 約2時間30分であった


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