2019年08月24日〜26日 曇り 

updated 2019.09.09   
動画



2019年8月24日〜26日

剱岳 源次郎尾根




今回初めて懸垂用に7mmのロープ50m持参した 今年5月の源次郎尾根山行の時 室堂で年配の指導員の方と意気投合し山談義になりその方は6mmのロープをしているとの事であった 過去何度かその様な話を聞いていたので 私もそろそろハードな山行はリタイヤの時期に来ていると感じている為 荷物を減らす事も考え今回初めて6mmロープはとても不安で使用出来ない為7mmロープを使用する事にした 出発前自宅で何度かテストを繰り返しロープが細すぎてエイト環では制動がかからない事が判明 色々な方法を試すが結果はカナビラに直接ハーフマストノットで適度な制度を得ることを確認した また楽しみであるU峰からの眺望は曇りの為感動を得る事は出来なく残念ではあったが今回で源次郎尾根登攀25回を達成した 何とか日頃のトレーニングを怠らず30回までは挑戦したい


今回も源次郎尾根から北方稜線を縦走するつもりであったが 寝坊してしまい出発が遅れてしまった 完全に時間オーバーで その上天候も不安定な為中止も考えたが 7mmロープのテストも兼ね源次郎尾根だけは登る事にしテント場を出発 5時30分尾根に取付き 2峰ピークに8時40分頃到着 今回はガスに覆われ満足の行く感動は得られなく残念であった 懸垂下降の方は 7mmロープで不安は感じられなかったが岩に擦れて切断も考え 負荷を極力掛けない様に慎重に下降した 剣岳山頂からの下山は長次郎谷左俣を考えていたが 今年は雨が続き例年より1ヶ月程雪解けが早いとの事で 長次郎谷は通過不可と言う事であった その為下山は平蔵谷を決めコルでルートを確認する事にしたがガスでまったく目視出来ない 何年か前クレバスで苦い経験があるので 今回は無難に剣山荘経由で真砂沢に下山した (平蔵谷分岐で 6人のパーティが通過していた 大変なショックを受ける)



コースと所要時間

2019年08月24日〜26日      曇り  剱岳 源次郎尾根   

8月24日 3時10分扇沢到着     AM5時50分まで車で仮眠

扇沢出発  7時30分 → 黒部ダム到着 7時45分

黒部ダム出発 8時00分 → 下の廊下 内蔵助出会い 9時00分 → ハシゴ谷乗越 13時00分 → 真砂沢ロッジ 14時50分



8月25日             曇りのち雨

テント場出発 AM 4時00分 → 平蔵谷出会 5時25分

源次郎尾根取り付き 5時30分 →  T峰直下 6時55分 → T峰到着 7時55分 → U峰到着 8時40分 → U峰懸垂下降下 9時20分

剱岳山頂 10時45分 到着

山頂出発 11時30分 → 剣山荘 14時00分 → 真砂沢下山 15時50分



8月6日             晴れ

真砂沢下山開始 5時05分 → ハシゴ谷乗越 6時45分 → 内蔵助平 8時05分 → 内蔵助谷にて9時30分から9時50分まで20分休憩

下の廊下出会 10時10分 → ダム下 11時10分

黒部ダム下山 11時40分





1日目               曇り
黒部ダム から 真砂沢 ぶらり山旅 コースタイム


黒部ダム下

黒部ダム出発
8時00分


黒部ダム下の廊下出口



黒部下の廊下

黒部ダム下
8時00分


8時20分
ダム下マイナスイオンが気持いい
今年は4名の登山者が出発した



ハシゴ谷乗越近く 剣岳

今年は既に多くのテントが立ち並ぶ 雪渓もロッジ手前まで伸びている

真砂沢ロッジ
14時50分


真砂沢ロッジに到着 静かなテント場である
2日目             曇りのち雨
剱岳 源次郎尾根 ぶらり山旅 コースタイム


剣沢 平蔵谷出会い
平蔵谷出会い末端 写真右側の雑草の中から尾根に取り付く 
5月下旬までは積雪の為尾根は不可 もっと右のルンゼから

真砂沢テント場出発
4時15分


平蔵谷 源次郎取り付き
5時30分


暗闇の中テント場を出発 源次郎尾根に取付く頃にはすっかり夜も明けていた




源次郎尾根取付きは雑草から 目の前に最初の岩場
源次郎最初の岩
5時38分


取付きすぐ現れる岩場 慎重に乗り越える



6メートル程の岩壁

源次郎取付き 根っ子の中
5時45分


根っ子の中はザックが木に引っかかり通過は大変だ
暗闇で危険なので断念する



見た目より グレードは低い


ルンゼ上部の岩壁
6時15分


ココ辺りから核心部に入って行く 5月に来た時はココまでルンゼを通過した




T峰のコルより  左面の方がやさしい

T峰を登り切ると展望が開け素晴らしい眺望である 本峰剱岳 そして八つ峰が見えて来る

源次郎T峰の壁
6時55分


T峰コルから壁を見上げ ルートファインディング



T峰ピークより 目の前にU峰 低木と岩の境を登る

源次郎尾根U峰ピークより本峰剱岳山頂を見上げる   右に長次郎谷左俣

頂には多くの登頂者が確認出来る また右の長次郎は ベルクシュルンドで
コル手前で完全に断絶さてている

源次郎T峰ピーク
7時55分


T峰を登り切り目の前にピーク



U峰ピークからの八つ峰 素晴らしい

U峰ピークからの八つ峰は何度見ても美しい 感動的である
北方稜線は今回残念であるが 次の機会にお預けだ

源次郎T峰を振り返る
8時20分


U峰の登りからT峰を振り返る



U峰ピークより 本峰剣岳 左に長次郎谷 

源次郎U峰ピーク
8時40分


U峰のピーク ガスに覆われ展望は悪い



U峰懸垂下降地点からの 本峰へのルート

剣沢テント場近くはまだだ多くの雪渓が残っている

源次郎U峰 懸垂下降支点
9時05分


8時20分
U峰殻の懸垂下降支点 確りした支点が付けられている



懸垂下降を終え 支点を見上げる

源次郎尾根U峰
9時20分


7時55分
U峰からの懸垂下降



剣岳山頂
今回ガスに覆われ 視界は無い 残念

剣岳山頂
10時45分


剣岳山頂 ガスに覆われ視界は悪い



剣山荘 
剣岳山頂からの下山は平蔵谷を諦め 剣山荘経由で
剣山荘
14時00分

剣沢平蔵谷出会い
14時55分


真砂沢ロッジ 下山
15時50分
長い一日が終わる
3日目               晴れ
真砂沢から 黒部ダム ぶらり山旅 コースタイム


真砂沢テント場 テントを撤収し 下山開始

今年も北方稜線は縦走出来なかった 源次郎から1日での縦走は大変厳しい
真砂沢 下山開始
05時05分

黒部ダムへ下
11時10分


黒部ダム駅へ下山
11時40分
来年も宜しく




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