黒部四剣岳仙人池阿曾原黒四 山行記録

    黒四ダム〜剣岳〜阿曾原〜黒四ダムあッジ沢ロッジ」
日程
2007年年10月5日(金)〜10月9日(火)
 1日目:雨 曇り    4日目:雨
 2日目:晴れ
      5日目:雨 曇り
 3日目:晴れ
宿泊
1日目:剣沢   テント   4日目:阿曾原小屋
2日目:真砂沢  テント   5日目:欅平経由   下山
3日目:阿曾原  テント
山名
剣岳
山域
北アルプス
入下山
黒四ダム/欅平
歩行時間
38時間30分
剱岳

入山4日目 阿曾原から黒四ダム
向けて 下の廊下歩行中 鉄砲水
が発生し 黒四ダム中止 阿曾原
経由欅平に下山 糸魚川乗換え
信濃大町からタクシーで 扇沢
へ 車引取り

(10月4日)
東京 車で23時30分出発
(10月/5日)
扇沢駅
7時00分からトロリーバス 黒4ダム 〜 室堂着9時20分
室堂発9時30分 →剣御前12時50分 →剣沢テント場着13時45分
(10月/6日) 
剣沢テント場発6時00分 → 剣岳山頂着9時10分 → テント場着11時35分 → テント場発13時10分 →真砂沢15時15分
(10月/7日)
テント場 6時00分出発 → 二股6時55分 →仙人池9時10分 →阿曾原テント場15時30分
(10月/8日)
テントバ発4時45分 →仙人ダム5時15分 → 十字峡手前中止 →阿曾原10時00分 →欅平方面中止 →阿曾原15時00分
(10月/9日)
阿曾原発7時20分 →欅平11時45分 → 糸魚川 → 信濃大町 タクシー 扇沢駅18時30分
1日目



7時00分

9時30分



12時50分





13時45分











18時00分

 昨夜PM10時まで 仕事をし その足で 夜通し車を走らせ 朝方 扇沢に到着 駐車場は満車である

休みとあって 観光客も多い 

扇沢駅発 黒四ダム経由 アルペンルートで 室堂まで行く 外に出て見ると 雪である  いよいよ室堂より

登山開始 スパッツを着けみくりが池 雷鳥沢を登りきる 無期雪シーズンも 終わりに近づき 登山者は少

ない 

剣御前で一休みココから見る剣岳 何度見ても感動だ 明日は山頂である 10分程休憩し 出発しようと

思ったその時 靴のソールが剥がれているのに気がついた 仕方ないので 細引きで 応急処置をしたが 

この先 長い行程が残っているので 少し心配だ

剣沢到着 一日目はここが終着である テント場はシーズンはも終わっており管理人はいない 設営は無料

である 20分程で設営は終わったが まだまだ時間があるので 遅い昼食をとり コーヒーを沸かしていると

男性が近づいてきた 話を聞くと 剣岳点の記のロケ隊の人との事 もう2年も ココで寝泊りしながら撮影を

していて後1年残っているとの事 綺麗なパンフレットを片手に 説明をして頂いた ぜひ放映時には見てくだ

さい そして 身近な人に教えて欲しいとの事 別れ際 パンフレット頂 ラッキー  改めて 大変な仕事だと

感じた

テントに入って 就寝の支度をした だんだんと気温が下がり 寒さが増してくる 3シーズン対応の寝袋しか

持って来ていないので 下着類を 二重に着 寒さ対策をした 

日付が変わることには 氷点下になっていた あまりの寒さに ローソクに火をつけ バナーつけ 室内の温度

を 上げたが一時しのぎだ 結局 寒さの為 朝まで寝ることが出来なかった
 
2日目 4時00分



6時00分





9時10分





11時35分


13時10分



15時15分
テントの外に出てみると 昨夜流した水は凍り ペットボトルの水もガチガチである しかし 天候は良さそうで

空には星も沢山見えている 

朝食をとり  剣岳目指して出発した 天候晴れ しばらく行くと 剣山荘に着く 若いころ 小屋で知り合った 

パーティの 一人が カニのヨコバイで 動けなくなり 協力して その場を助けた記憶が思い出される (その

日は雨で岩は 大変滑りやすかった)

剣岳山頂到着 山頂には既に 10人ぐらいの人がいた いつものごとく 記念撮影は無し 短独行の為 (自

分を取るのは嫌なので) 360度撮影し 15分程滞在し 下山を始めた 途中カニのヨコバイで 5分ほど待

ち時間があったが スムーズにテント場に到着した

テント場着 昼食をとり 少し休んで テントを撤収した


剣沢テント場出発  雪渓に下りるまでの斜面は浮石で危険である 少し気を緩めると 浮石がコロコロ落ちて

行く 危ない 剣沢雪渓はアイゼンを着けて 通過する 雪渓を抜け出す頃には  真砂沢に到着する

真砂沢到着 今日はココが 宿泊地だ テントの手続きをしに小屋に行くと 人であふれていた ココは 黒四

ダムから直接内蔵助谷を登って池の平 仙人池方面への 中間点だ 明日は 天気も良く 最高の一日にな

りそうだ
3日目
6時00分

9時10分



14時20分





15時30分

真砂沢出発 今日の行き先は阿蘇原である  700時 二股 ココから長い登りになる

仙人池着 少し休憩して 裏剣・八つ峰の美しさに 浸る 10時30分出発仙人温泉小屋まで 約1時間30分

阿曾原まで 残り2時間弱 と思っていたがぬかるんだ 道は続き 一向に着く気配はない

仙人ダムに出てしまった 後になって知ったのだが 以前の道は 二・三年前に 廃止になり 新しい新道が

出来たそうだ 分からないはずだ 自分の地図は 30年前のもので 載っていなかった やはり 地図は最

新のものを 買うべきだ 事故が起きてからでは遅い 

阿曾原着   テント場には 既に 空きがないほど テントが立っていた 何とかトイレの隅に 小さなスペース

を 確保した 本日は9時間30分の歩行タイムであった 
4日目
4時00分

4時45分





5時15分

















15時30分





20時30分

起床 外は大雨 夜中12時ぐらいから 降り出した雨がやむ気配なし 雨の中テント撤収

黒四目指して出発 一応小屋のオヤジに 気象に関する情報を 聞くが通行した過去のデーターからは た

ぶん行けるとの事 自分が一番目乗りみたいである 未だ夜が明けていないので ヘッドライトを付けて出発

した

仙人ダム 旧日電 到着 やっと明るくなってきた 雨足は 益々強くなる一方である つり橋に付くころには 

各岩場から大量の水が崩落ちている 橋を渡り対岸に付いたころには 大洪水になっていた 不安が胸を横

切った そのとき 後から来た人に抜かれた 滝のように益々強くなる雨 落ち込む水 2時間ぐらいは歩いた

だろうか もう 限界かもしれないと思いながら立ち止まっていると 先ほど道を譲った人が折り返してきた こ

の先は道に滝のように水が覆いかぶさっていて 進めないとの事 このままだと 遭難してしまうかも知れない

迷う事無く引き返すことにした (不安的中) しかし 来た道も また滝の中である 50センチほどの道を踏み

外せば 間違いなく 黒部渓谷へ 転落 神経を集中しながら 阿蘇原へ逆戻り 帰り道すれ違う人に声をかけ

会う人全員に引き返すことをアドバイス AM 10:00  阿曾原に着いたが時間が早いので 欅平を目指すことに

した しかし こちらも鉄砲水で先には進めない やもえず 引き返す

蘇原到着 テントも張れないので 小屋に素泊まりすることにした 結局 仙人池方面を目指す人も 足止めに

なったので120人ぐらいの人が 小屋やに押しもまれている 窮屈ながらも 明日の天候を気にしながら 就床

外は 雨が降り続いている

就床
5日目
5時00分





7時20分







18時20分

目が覚めたが 雨はまだ降り続いている 小屋のオヤジに黒四方面の情報を聞くが行った人がいないので

分からないとの事であった 欅平は 間違いなく 今日は行けるとの事なので 黒四は中止した もし行って 

道が無くなっていたら またしても引き返さなくたはならない 

欅平目指して出発 雨はまだ降り続いているが 昨日の洪水は うその様に 引いていた ぎりぎり 何とか

11:45分の 宇奈月行きトロッコ電車に乗ることができた

信濃大町駅に着いたのは PM5:30 最終便の扇沢行きは もう出た後である 仕方ないので

タクシーで 車を取りに扇沢に戻った 

扇沢駅着
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