1日目 |
7時00分
9時30分
12時50分
13時45分
18時00分
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昨夜PM10時まで 仕事をし その足で 夜通し車を走らせ 朝方 扇沢に到着 駐車場は満車である
休みとあって 観光客も多い
扇沢駅発 黒四ダム経由 アルペンルートで 室堂まで行く 外に出て見ると 雪である
いよいよ室堂より
登山開始 スパッツを着けみくりが池 雷鳥沢を登りきる 無期雪シーズンも 終わりに近づき 登山者は少
ない
剣御前で一休みココから見る剣岳 何度見ても感動だ 明日は山頂である 10分程休憩し 出発しようと
思ったその時 靴のソールが剥がれているのに気がついた 仕方ないので 細引きで 応急処置をしたが
この先 長い行程が残っているので 少し心配だ
剣沢到着 一日目はここが終着である テント場はシーズンはも終わっており管理人はいない 設営は無料
である 20分程で設営は終わったが まだまだ時間があるので 遅い昼食をとり コーヒーを沸かしていると
男性が近づいてきた 話を聞くと 剣岳点の記のロケ隊の人との事 もう2年も ココで寝泊りしながら撮影を
していて後1年残っているとの事 綺麗なパンフレットを片手に 説明をして頂いた ぜひ放映時には見てくだ
さい そして 身近な人に教えて欲しいとの事 別れ際 パンフレット頂 ラッキー 改めて 大変な仕事だと
感じた
テントに入って 就寝の支度をした だんだんと気温が下がり 寒さが増してくる 3シーズン対応の寝袋しか
持って来ていないので 下着類を 二重に着 寒さ対策をした
日付が変わることには 氷点下になっていた あまりの寒さに ローソクに火をつけ バナーつけ 室内の温度
を 上げたが一時しのぎだ 結局 寒さの為 朝まで寝ることが出来なかった
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2日目 |
4時00分
6時00分
9時10分
11時35分
13時10分
15時15分 |
テントの外に出てみると 昨夜流した水は凍り ペットボトルの水もガチガチである しかし 天候は良さそうで
空には星も沢山見えている
朝食をとり 剣岳目指して出発した 天候晴れ しばらく行くと 剣山荘に着く 若いころ 小屋で知り合った
パーティの 一人が カニのヨコバイで 動けなくなり 協力して その場を助けた記憶が思い出される (その
日は雨で岩は 大変滑りやすかった)
剣岳山頂到着 山頂には既に 10人ぐらいの人がいた いつものごとく 記念撮影は無し 短独行の為 (自
分を取るのは嫌なので) 360度撮影し 15分程滞在し 下山を始めた 途中カニのヨコバイで 5分ほど待
ち時間があったが スムーズにテント場に到着した
テント場着 昼食をとり 少し休んで テントを撤収した
剣沢テント場出発 雪渓に下りるまでの斜面は浮石で危険である 少し気を緩めると 浮石がコロコロ落ちて
行く 危ない 剣沢雪渓はアイゼンを着けて 通過する 雪渓を抜け出す頃には
真砂沢に到着する
真砂沢到着 今日はココが 宿泊地だ テントの手続きをしに小屋に行くと 人であふれていた ココは 黒四
ダムから直接内蔵助谷を登って池の平 仙人池方面への 中間点だ 明日は 天気も良く 最高の一日にな
りそうだ
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3日目 |
6時00分
9時10分
14時20分
15時30分 |
真砂沢出発 今日の行き先は阿蘇原である 700時 二股 ココから長い登りになる
仙人池着 少し休憩して 裏剣・八つ峰の美しさに 浸る 10時30分出発仙人温泉小屋まで 約1時間30分
阿曾原まで 残り2時間弱 と思っていたがぬかるんだ 道は続き 一向に着く気配はない
仙人ダムに出てしまった 後になって知ったのだが 以前の道は 二・三年前に 廃止になり 新しい新道が
出来たそうだ 分からないはずだ 自分の地図は 30年前のもので 載っていなかった やはり 地図は最
新のものを 買うべきだ 事故が起きてからでは遅い
阿曾原着 テント場には 既に 空きがないほど テントが立っていた 何とかトイレの隅に 小さなスペース
を 確保した 本日は9時間30分の歩行タイムであった
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4日目 |
4時00分
4時45分
5時15分
15時30分
20時30分 |
起床 外は大雨 夜中12時ぐらいから 降り出した雨がやむ気配なし 雨の中テント撤収
黒四目指して出発 一応小屋のオヤジに 気象に関する情報を 聞くが通行した過去のデーターからは た
ぶん行けるとの事 自分が一番目乗りみたいである 未だ夜が明けていないので ヘッドライトを付けて出発
した
仙人ダム 旧日電 到着 やっと明るくなってきた 雨足は 益々強くなる一方である つり橋に付くころには
各岩場から大量の水が崩落ちている 橋を渡り対岸に付いたころには 大洪水になっていた 不安が胸を横
切った そのとき 後から来た人に抜かれた 滝のように益々強くなる雨 落ち込む水 2時間ぐらいは歩いた
だろうか もう 限界かもしれないと思いながら立ち止まっていると 先ほど道を譲った人が折り返してきた こ
の先は道に滝のように水が覆いかぶさっていて 進めないとの事 このままだと 遭難してしまうかも知れない
迷う事無く引き返すことにした (不安的中) しかし 来た道も また滝の中である 50センチほどの道を踏み
外せば 間違いなく 黒部渓谷へ 転落 神経を集中しながら 阿蘇原へ逆戻り 帰り道すれ違う人に声をかけ
会う人全員に引き返すことをアドバイス AM 10:00 阿曾原に着いたが時間が早いので 欅平を目指すことに
した しかし こちらも鉄砲水で先には進めない やもえず 引き返す
蘇原到着 テントも張れないので 小屋に素泊まりすることにした 結局 仙人池方面を目指す人も 足止めに
なったので120人ぐらいの人が 小屋やに押しもまれている 窮屈ながらも 明日の天候を気にしながら 就床
外は 雨が降り続いている
就床
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5日目 |
5時00分
7時20分
18時20分 |
目が覚めたが 雨はまだ降り続いている 小屋のオヤジに黒四方面の情報を聞くが行った人がいないので
分からないとの事であった 欅平は 間違いなく 今日は行けるとの事なので 黒四は中止した もし行って
道が無くなっていたら またしても引き返さなくたはならない
欅平目指して出発 雨はまだ降り続いているが 昨日の洪水は うその様に 引いていた ぎりぎり 何とか
11:45分の 宇奈月行きトロッコ電車に乗ることができた
信濃大町駅に着いたのは PM5:30 最終便の扇沢行きは もう出た後である 仕方ないので
タクシーで 車を取りに扇沢に戻った
扇沢駅着
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