夜叉人峠入山口鷲ノ住山分岐に〜野呂発電所〜あるき沢橋登山口
義盛新道〜
池山御池小屋〜城峰付近 ビバーク
城峰〜ボーコン沢の頭〜八本歯の頭〜北岳山頂 同ルートを城峰 下山

同ルートを夜叉人峠入山口へ下山

    夜叉人峠入口〜あるき沢橋〜義盛新道〜池山吊り尾根〜北岳
日程
2016年6月10日(金)〜6月12日(日)
 1日目:晴れ
 2日目:晴れ
 
3日目:曇り
宿泊
 1日目:夜叉人峠入山口 あるき沢橋 義盛新道 城峰付近
 2日目:テント場〜 ボーコン沢の頭 八本歯の頭 北岳山頂
 3日目:城峰付近  夜叉人峠入山口へ下山  
山名
(北岳)
山域
南アルプス
入下山
夜叉人峠/夜叉人峠
歩行時間
23時間30分
残雪の


(5月01日)
東京 車で23時30分出発
(5月/02日)
夜叉人峠
入口出発4時10分→夜叉人トンネル 鷲ノ住山分岐5時20分→ 野呂川吊り橋6時30分あるき沢橋登山口着7時25分
義盛新道 池山御池小屋着11時20分→ 城峰付近着 13時20分 テント場
(5月/03日) 
テント発4時30分 → ボーコン沢の頭着6時10分 → 八本歯の頭7時00分 → 八本歯のコル7時15分
北岳 北岳山荘分岐8時10分 → 北岳山頂18時30分
山頂出発9時00分 ボーコン沢の頭11時00分→ 城峰テント場12時30分 
(5月/04日) 
テント発4時30分→ 池山御池小屋小屋5時10分→ あるき沢橋6時50分→ 野呂川吊り橋7時30分→ 鷲ノ住山分岐9時10分
夜叉人峠 10時30分下山
1日目



4時10







5時20分





6時30分







7時25分



7時50分










11時20分





11時25分







13時30分


5月1日 夕方6時00分 夜叉人峠入山口到着  車内で睡眠


夜叉人峠入山口出発
夜叉人トンネ通過対策の為ヘッドランプを2個持参して出発 一つを片手に持ち長いトンネルに突入 真っ暗でかなり長いトンネルは所々で

水玉の落ちる音が聞こえ肝を冷やす 行けども行けども出口は見えない ふと幽霊話を思い出し早足で通過 しばらく行くとまたトンネル 

幾つものトンネルを通過し鷹住山分岐に到着 すでに夜は明けている


鷲ノ住山分岐
入口は小さな標識で注意しないと見逃しそうである しばらく登りになるがピークを通過すると一気に標高を下げて行く かなり厳しい下り

の為 帰りの事を考えると ぞーっとする


野呂川発電所に到着
急勾配の登山道を下り 野呂川吊り橋を渡る すでに太ももはパンパンである ここから奈良田からの県道南アルプス公園線へ飛び出る

 再びあるき沢橋登山口へ向け 幾つものトンネルを通過 誰もいない静かな車道は川のせせらぎと鳥の鳴き声しか聞こえない 幸せな

ひと時だ


あるき沢橋登山口
野呂川吊り橋から約50分で登山口に到着 しばらく休憩を取り川の流れる音と鳥の鳴き声しか聞こえない南アルプスの谷の余韻に浸る


登山口出発
登山開始は急勾配で始まる 途中勾配は緩やかになるが再び急勾配になる 見た目以上にキツイ登りである 登り切る手前下山中の単

独登山者と出会う しばらく情報を交換 彼は30日に入山で1日に北岳に登頂したとの事であった 途中から悪天候に変わり視界はほぼ

ゼロになり 方向も分からなくなったとの事である またトレースは消え期待しない方が良いとの事であった 出会った登山者はこのコース

で昨日までに4人 本日は私のみと言う事であった 情報のお礼を言い先へ歩を進める 池山御池小屋手前から積雪になり非常に歩きにく



池山御池小屋到着
小屋で休憩を取る為小屋の中へ 入って見ると室内は整理整頓され綺麗な避難小屋である ふと明日の事が頭を横切る ビバークをする

より綺麗な小屋泊りで行動時間は長くなるが ここからの北岳山頂ピストンも頭を横切る


小屋出発
気持ちを入れ替え小屋を出発 再び樹林帯へ突入 雪は柔らかく 何度も膝まで足を取られてします 体力の消耗は激しい 城峰へ続く

最後の急勾配をヘトヘトになり登り切る 後はテント設営場を探すだけ 城峰のピークを過ぎしばらく進むも適当な場所は無い 結局城峰

まで戻り 快適とは言えないがテントを設営した  結局本日は私一人の入山であった


城峰付近 テント設営

2日目
4時30分






5時15分





6時10分





7時00分







7時15分





8時10分







8時30分







9時00分





12時30分


テント出発
静かな尾根である まだ暗闇の為鳥の鳴き声もしない 本日は北岳山荘までを計画していたが 昨日の情報で中止する事決め サブザ

ックでを背負い星空の下北岳を目指して出発  アイゼンを装着して出発した為足元は重く樹林帯の中では何度も雪を踏み抜き膝下した

まで沈んでしまう かなりの体力消耗である アイゼン外す事なく樹林帯を抜ける

森林限界
森林限界を抜ける頃 目の前に大きく浮かぶ富士山が現れた 天候も良く気分は最高 これまでの疲れも消え快適な山行だ そして目

の前にボーコン沢の頭が見えて来る 後方の鳳凰三山を何度も振り返りながらピークに到着 


ボーコン沢の頭到着
登り切ると遮る物のない360度の眺望 言葉では表せない感動だ 素晴らしい 特に吊り尾根の先に浮かぶ北岳バットレスは この場に

立つ事が出来る登山者だけが味わう事が出来るご褒美だ しばらく余韻を味わう 


八本歯の頭到着
頭から間ノ岳へ続く稜線を見上げる 本日の目的であった北岳山荘が小さく浮かぶ 残念 次回に期待したい また八本歯のコルから北

岳山荘分岐 そして北岳山頂へ続くルートをルーティング 北岳山荘分岐へのトラバースは危険そうである そして八本歯の頭から危険

地帯へ突入  コルへの下りは懸垂で下る登山者もいる様だ 


八本歯のコル到着
コルから大樺沢を見下ろすと まだまだ雪崩の不安があり厳しそうである 八本歯のコルから上は滑落をしない様神経を集中した 特に北

岳と北岳山荘分岐までのトラバースは特に緊張の連続だ 落ちれば底なし 命は無い 時間をかけ通過


北岳山荘分岐
かなり危険なトラバークであったが分岐に到着 ここから北岳頂までは 岩場の左側を とりあえず直登する事に決め 急峻な雪面に踏

み入れる しかしあまりにも危険な為 途中から右側へ移動 岩場に入り安全策を取った 目の前に頂の標識が現れ 北岳山頂にたどり

着く


北岳山頂
北岳山頂到着 頂はまだ雪は多く標識の周りだ地面が現れている そしてまず360度の眺望を楽しむ やはり間ノ岳 農鳥岳へ続く

3000メートル天空の稜線は感動を与える また富士山がこんなに大きく見える場所は初めてだ 仙丈ケ岳 甲斐駒ケ岳 鳳凰三山 遠く

北アルプス 感動的な日本アルプスである 既に次の計画が頭に浮かんでいる あまりの美しさに何も考えず 30分程 山頂を楽しんだ


北岳山頂を後にする
山頂を満喫し下山開始 下山ルートの八本歯の頭そしてボーコン沢の頭を確認し 来たルートをを引返す 最後にもう一度ボーコン沢の

頭で 北岳 白根三山 甲斐駒ケ岳 鳳凰三山を振り返った


白峰テント場下山

3日目
4時00分



5時10分


6時50分


7時30分


9時10分


10時30分



下山開始
城峰テント場を後にする


池山御池小屋


あるき沢橋登山口


野呂川吊り橋


鷲ノ住山分岐


夜叉人峠入山口下山


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