1日目 |
7時30分
7時45分
7時55分
9時00分
12時35分
14時05分
15時15分
|
東京発 23時30分発 扇沢着 3時30分着 無料駐車場でAM6時00分まで仮眠
扇沢出発
黒部駅着
黒部ダム 旧日電歩道出発
今回登山者は私を含めて5名 下の廊下へ下って行く 天候も良く 気持ちの良い山行になりそうである 黒部川を対岸に
渡り 内蔵助谷分岐へ ダムでの情報では今年は下の廊下の積雪は少なく 早い時期から欅平まで開通している様であ
る しかし2・3日前の雨で内蔵助橋より先崩落があり 下の廊下の縦走は出来るかどうかは分からないとの事であった
内蔵助谷分岐着
いよいよここから ハシゴ谷までの長い登りに入って行く 今年は源次郎尾根はやめ北方稜線を選択した為ロープ等 登
攀装備は持参していない よって荷物は3キロ程少なく歩行は楽である
ハシゴ谷乗越到着
ここで大休止 ブルーベリーが沢山生っているので 空腹の腹に入れる 少しすっぱいが 疲れには丁度良い味である
その後男女2人のパーティが到着する しばらく会話をする 目的は同じで初めての北方稜線と言う事であった 今日は池
の平まで行き明日早朝に出発するとの事であった また 小屋泊まりにしてはザックが大きく聞いてみると 山岳会に所属
の為 会に沿それなりの装備をしないと登山の許可が下りないとの事 山岳会は厳し様である
丸太橋の有る剣沢に到着
剣沢の手前真砂沢ロッジ近道 雪渓が無いため今年は通行不能と看板が有り丸太橋まで下って来た 先に下った 2人
パーティが 川を探索していた よく見ると丸太橋が無い 唖然とする 回りを良く見渡すと川上300メートル程の所で作業
している人が居る 近づいて行くと 今橋を掛けているとの事 まだ渡れないので川下の丸太橋跡近くで渡ってくれとの事
であった 再び戻り3人で30分程浅瀬を探る そこへ後から来た単独の登山者と4人で検討 結局パンツ一枚になり 雪解
けの剣沢を渡りきる 登山歴40年で 初めての経験であった 渡りきった時は既に午後3時近くになっていたが 2人パー
ティは池の平へヘッドランプを覚悟で出発 もう一人は目的地を変更し 私と一緒に真砂沢ロッジへ
真砂沢ロッジ到着
テント一張り オーナーの佐伯さんが 暖かく迎えてくれた テントを張り 明日の行動予定について 検討 今年は雪渓が
少なく 長次郎谷は入れないとの事 先人の宿泊者を紹介して頂き話を聞く 八つ峰を登攀して来たと言う事で 上から長
次郎を見た限りでは 熊の岩下辺りから大きなホールドが空き 通過は簡単には出来ない様だとの事 結局池の平から
北方稜線を剱岳へ向かい そして下山は剣山荘まで行き 剣沢を真砂沢へ下る事に決める
|
2日目 |
1時00分
5時00分
5時50分
7時00分
9時40分
10時00分
10時50分
11時15分
12時05分
12時50分
15時45分
18時05分
|
00時起床 夜空は 一面の星 都会では決して見ることの出来ない星空 本日は好天に恵まれそうである また稜線か
らの素晴らしい眺望が楽しみである 今回は 長い一日になる為 準備は念入りに 一番のポイントは 水分補給である
サブザックに 2.5リットルの水 アイゼン 雨具兼用ヤッケ 行動食 を詰め込む (途中の 池ノ谷ガリー辺りから残水
が気になる 次は3リットル以上は持って行きたい)
テント場出発
ヘッドランプを照らし剣沢を下って行く 二股の手前広い河原でコースを誤る ライトの視野範囲が狭いた為 方向を誤り
20分程同じ所を回ってしまった GPSで確認すると 円を描いてい同じ所を回っていた 方向を修正 二股橋を渡り池の平
へ 雪渓はこの時期は無く下からは通過出来ない
池ノ平小屋到着
空はしらみ 何とか小屋の全体像を見る事が出来る 5分程立ち止まり ルートを確認 鉱山道を小窓雪渓へ
小窓雪渓に取り付き地点
アイゼンを装着 雪渓に降りる 稜線は見えている為 時間の予測は出来る 上層部左側を目指して 登って行く ちょうど
中間点まで到達した頃雪渓に降り立つ2人パーティ 昨日の2人である 本日もどうやら 同じ時間帯になった様である
小窓雪渓を登り切り 草むらをジグザクに稜線へ 先を進んでいた私が コースを誤り 最後はヤブコギニ かすかに踏
み跡が有る為行ける事は行けそうである パーティは中に入っていった 私は少し進んだが コースを修正した方が無難と
考え引き返えす 小窓の頭の巻きに入った頃 パーティは10分程先を進んでいた ここから私が後方を進む事になる
一箇所急な雪渓を越える場所が有るが 今回雪渓は無く岩がむき出しになっていた 心配なくクリアする しばらく行くと小
窓王への登り 私は稜線沿いを行く事にし登って行く 丁度中間地点で下を見下ろすと パーティがガレ場を登っている様
子が伺える かなり大変そうである しかしこちらの方が無難だと合図してくれる ガレてはいるが コルが見えている為ガ
レに下り登り返す事にした
小窓王のコル到着
小窓王のコルから池ノ谷乗越を見上げると ガリーは大変そうである 落石注意しないと危険である 先ずは発射台と呼
ばれる場所を三ノ窓へ下る 写真では大変そうであるが フィックスロープも付けられ特に心配は要らない
三ノ窓到着
5分程休み 池ノ谷ガリーへ登り返す 一歩足を進めるたびに石が滑り落ちる かなり慎重に登らないと 下に人が居たら
大変な事故に繋がる 時間をかけ慎重に このコースで一番の神経を集中させた場所である
池ノ谷乗越に到着
目の前に垂直の壁が現れる 見た印象では かなり急斜面でロープなしで登れるのかと思う程の壁である しかし壁に取
り付くと 足場は確りし 特に危険も感じなく登り切る事が出来る
池ノ谷尾根の頭到着
眺望は最高 ここまでの疲れも吹き飛んでしまう 通過した池ノ谷ガリー そして八つ峰 これから進む 長次郎の頭 そし
て本峰剱岳 素晴らしい しばらく感動を味わう 目の前の長次郎の頭は左から回り込めば通過出来るが 足場は決し
て安定とは言えない 長次郎コルに降りる所で 2人パーティは懸垂で下っている様子を確認 私は少し下方から回り込む
が 少し手間取る 実際には コースはもう少し上の様である
長次郎のコルに到着
コルに下りる地点でコースを誤り 少し危険な目に合うが何とか到着 長次郎谷は見える範囲では 雪渓は確認できない
ここから先本峰までは何度も通過している為 コースは頭に刻まれている 剱岳山頂の手前で先程の長次郎コルの上
層部を確認すると ルートはパーティが懸垂下降していた地点よりまだ上である かなり下を通過した様である
剱岳山頂到着
数人の登山者が 眺望を楽しんでいた 出発からここまで 11時間30分 今回は長い一日になりました しばらく眺望を楽
しみ山頂を後にする 長次郎が下山出来れば3時間程で下山できるが 今回剣山荘経由 真砂沢まで帰らなければなら
ない
剣山荘到着
山荘は多くの登山者で賑わっていた 山荘で真砂沢までの近いコースを尋ねる (無積雪期は初めてである この時期は
剣沢テント場までのコースしか通過したことが無い) 剣沢の雪渓はホールドだらけでかなり危険である 夏道を長次郎
谷出会いまで下る ここで雪渓を横断 ここだけは雪渓が確りか固まり対岸へ渡ることが出来た ロッジに近づくと 一張
りのテントが確認できた テントは私1張りの様である
真砂沢ロッジ下山
18時を少し回っていたが オーナーの佐伯さんが出迎えてくれた 約30分 今回の縦走と山談義に付き合って頂く
|
3日目 |
6時10分
7時50分
9時05分
10時55分
11時50分
12時25分
|
テントを撤収 下山開始
ハシゴ谷乗越
内蔵助平
下の廊下 分岐
黒部ダム下
黒部ダム 下山
|